毎年恒例になっている柏の幼稚園での能楽教室に、先ほど行って参りました。
今年は年長組の園児63名を前にしての能楽教室です。
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今回は内藤飛能さんに手伝ってもらいました。
彼にはちょうど同じ年頃のお子さんがいるので、その意味でも適役と思ったのです。
朝JR柏駅で待ち合わせて、コーヒーを飲みながら簡単な打ち合わせをしつつ話をしました。
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私「飛能君の子供の幼稚園でも、能楽教室をやれば良いと思うよ。」
内藤氏「い”〜や”〜。。うちの子を見てると、とてもやれそうには思えないですね…」
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などと話しつつ、駅から徒歩3分の幼稚園へ。
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能楽教室を始めてみると、毎回のことですが幼稚園児たちは大変なハイテンションです。
テンションを維持しつつ、混乱させずに、尚且つ飽きないように…と進めていくのは確かに少々大変なことでした。
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しかし、毎度の型や足運びの体験に加えて今年は「高砂 四海波」を平仮名で謡うという稽古も出来て、充実した能楽教室になりました。
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途中で能面「小面」を見せて、先生に代表して掛けてもらったのですが、子供達から「僕も掛けたい〜❗️」「私も〜‼️」という声が多数上がりました。
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以前は私の高校の同級生の子供がいて、その子に掛けてもらっていました。
今回はどうしよう…63人に掛けてもらう時間は無いし…
とやや困っていると、先生が「3月がお誕生日の人〜!」と手を挙げさせて、素早く数人の子供を選んでくれたのです。
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おお!さすが幼稚園の先生はこういった事に慣れておられる!と感心して、なんとか無事に能楽教室を終えることが出来たのでした。
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最初と最後には、正座をしての正式な挨拶も全員きちんと出来ました。
礼儀作法も含めて、能楽を幼稚園のうちに体験するのはとても良いことだと思います。
内藤飛能さんに、やはりお子さんの幼稚園で能楽教室をやった方が良いよ!と再度勧めながら柏を後にしたのでした。