舞台に漂う”熱気”

日曜日の澤風会京都大会では、今回も舞台上において、出演者の皆様の”熱気”を強く感じました。

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充分に稽古を重ねた人の本番の舞台では、独特の熱が発散されている気がします。

自らの気力、体力、或いは時間を、相当な割合で能や仕舞や謡に注いで来られた人は、やはり並々ならぬ覚悟で本番に臨まれるのでしょう。

その”気迫”や”気合”というようなものが目に見えない熱になって放射されて、見所や地謡にまで届いていくのだと思います。

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例えば能「小袖曽我」の十郎五郎兄弟の火を噴くような強い演技。

曽我兄弟の母の愛情を込めた怒りの謡。

初めての舞囃子「玉葛」のシテの、究極の緊張感。

無本の素謡「熊野」に臨む京大宝生会OBOGの若々しい矜持。

小学生ながら物怖じせずにクールに舞台を勤めた男の子の弾けるような自信。

などなど…

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それぞれ種類は異なりますが、今回の澤風会の全ての舞台には”熱気”が漂っていました。

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私の仕事は、ある視点から見ると「誰かの潜在的なパワーを、稽古によって”熱の込もった舞や謡”に変換して、それを舞台上で発散させるためのお手伝いをする」

とも言えるかもしれません。

そしてその熱気の発散を澤風会の舞台で味わうのが、私にとっては無上の幸せなのです。

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また次の舞台に向けて、皆様のパワーをいただきながら稽古して参りたいと思います。

会員の皆様どうかよろしくお願いいたします。

大山崎ウォーキングから京大稽古へ

昨日の第13回澤風会京都大会はおかげさまで無事に終了いたしました。

お世話になりました先生方、会員の皆様、またたくさんいらしていただいたお客様方に心より御礼申し上げます。

どうもありがとうございました。

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今朝は眠い目をこすりながら阪急電車に乗って、大山崎に向かうました。

普段は稽古で降りる大山崎駅から出発して、今日は大山崎の名所ウォーキングだったのです。

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千利休が建てた国宝の茶室「待庵」の精巧なレプリカや、様々な知恵と趣向を凝らした名建築である「聴竹居」などを、大山崎ふるさとガイドの会のメンバーでもある会員の方に案内していただき、非常に有意義な時間を過ごしました。

「聴竹居」のことはまた改めて書きたいと思います。

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その後夕方に京大宝生会の稽古に行き、21時まできっちり稽古して、これから最終新幹線で東京に戻ります。

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流石に少々眠いです。

明日から、働きながらぼちぼち疲れを取って参りたいと思います。

第13回澤風会京都大会無事終了いたしました

本日おかげさまで第13回澤風会京都大会が無事に終了いたしました。

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終了後の宴会で、澤風会の舞台で頑張られた皆さまと楽しくお話ししたのですが、早速「次の謡は○○をお願いします!」

とか、「次の仕舞は△△でそれが終わったら次は××でお願いします!」

などと言って来られる方がいらして嬉しく思いました。

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ただ、今夜の私の記憶は明朝まで保たない恐れが大なので、また次の稽古からぼちぼち再スタートさせていただければと思います。

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本日お世話になりました全ての皆様に心より御礼申し上げます。

今回もどうもありがとうございました。

今日は七宝会、明日は澤風会

今日は香里能楽堂にて、「七宝会」に出演して参りました。

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朝四条烏丸の宿を出ると、粒の小さな雨がサッと降ってはまた止むのを繰り返しています。

空は灰色の雲と、その合間から青空が覗くという不思議なまだら模様。

空気は湿気をたっぷりと含んでムッと暑い感じです。

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この天候は、沖縄でよく体感したものと同じです。

やはり台風25号が熱帯の空気を連れて来たのでしょう。

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そして香里能楽堂で午前中に能「班女」の申合が終わる頃には、雨が上がって今度は強烈な陽射しが差して来ました。

気温が上昇してまるで夏に逆戻りしたようです。

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その暑さの中、舞囃子「熊坂」の地謡を謡い、能「班女」の後見を勤め、さらに能「舎利」の地謡も謡いました。

「熊坂」と「舎利」はどちらもパワーが重要な”体育会系”の曲です。

ゴリゴリと力一杯謡ったら、何かスポーツをした後のように疲労してしまいました。。

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今日は早めに休んで、明日はいよいよ「第13回澤風会京都大会」です。

大江能楽堂にて午前11時始曲です。

能「小袖曽我」、舞囃子「忠度」「玉葛」「草紙洗」を始め素謡、仕舞など盛りだくさんの番組です。

ギリギリまで頑張って稽古して参りました。

その成果を思う存分発揮していただきたいと思います。

皆さまどうか応援にいらしてくださいませ。

よろしくお願いいたします。

“秋”のつく食べ物

昨日は大江能楽堂をお借りしての稽古の後に、夜は芦屋で稽古いたしました。

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21時頃に終えて京都の宿に戻るともう22時半を過ぎていました。

まさに空腹のピークです。

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烏丸錦西入ルの目当てのお店に急ぎました。

ビールと枝豆を頼んで、改めてゆっくりメニューを見ると秋の食べ物が沢山並んでいます。

とりあえず”秋刀魚の炙り”と”秋茄子の揚げ出し”を注文。

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秋刀魚が驚きの美味しさで、至福の時間を過ごしました。

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その季節の名前がついた食べ物を食べると、何か季節そのものを味わったような幸せな気持ちになります。

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充分に秋の栄養をいただいて、今日はまた昼間に澤風会の能「小袖曽我」と舞囃子「玉葛」などの仕上げの稽古をいたしました。

そして夜には香里能楽堂にて、明日開催の「七宝会」の申合があり、能「舎利」の地謡を頑張って参りました。

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今は全部無事に終わって帰りの京阪電車です。

またもや腹ペコなので、今日もどこかで秋の食べ物を味わいたいと思っております。

大江能楽堂での稽古

今日はまた朝早く東京を出て、京都に向かいました。

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澤風会京都大会の本番がいよいよ明々後日になり、今日は大江能楽堂をお借りしての稽古だったのです。

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大江能楽堂はその昔私が京大宝生会に入部した直後に、京都においての初舞台を踏んだ能楽堂です。

当時から非常に風格のある黒光りした舞台でしたが、今年はなんと築110周年を迎えられるそうです。

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舞台の大小前から正先までのラインが、110年間の摺り足によって削れて白くなっています。

同様に、角と常座も円形に白く浮き上がって見えます。

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実はこれが学生や会員さんにとってはとても良い目印になるのです。

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「舞囃子で最初に立ち上がったら、シテ柱を目指して運んで行って、白くなっている線上に来たら掛けて前を向いてください。」

とか、

「角取りは、ちゃんと角の白い部分の真ん中に行ってからやってください。」

と言った風に注意出来るので、こちらも何かと稽古しやすい舞台なのです。

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全くの仮の計算なのですが、1日に平均30回大小前から正先まで摺り足をしたとすると、110年間ではなんと120万回になります。

気の遠くなるような数の人々が、正しい道筋を摺り足で運んだ結果出来た”白いライン”なのです。

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これもまた先人達からの「この線上を運べ」という一種のメッセージと捉えることができるかもしれません。

舞台上で正しい場所を使って舞うということの意味を、大江能楽堂の舞台は我々に教えてくれている気がします。

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今日の稽古も充実した内容で無事に終わりました。

あとは本番です。

歴史ある大江能楽堂の舞台で、思い切って稽古の成果を発揮していただきたいと思います。

暑さがおさまったので…

昨日は朝松本を出て、そのまま伊豆に稽古に行く予定でした。

松本の宿を出ると涼しくて爽やかな空気です。

「今年の暑かった夏もようやく過ぎて行ったか…」と感慨深く思いました。

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特急まで少しだけ時間があったので、澤風会までに行かなければと思っていた床屋さんに立ち寄りました。

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床屋さんを出てちょうど特急に間に合って、やれやれと一息。

次は甲府で降りて身延線の急行に乗る筈が、車内で「身延線は台風による土砂流入と倒木で終日運休です」と言われてしまいました。。

仕方なく八王子まで出て、八高線で新横浜へ。

更に新幹線で三島に行って伊豆箱根鉄道に乗り換え、という遥々とした旅の末に、何とか稽古場に行く事が出来ました。

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夜に三ノ輪に帰ってから、日曜日に迫った澤風会京都大会の準備を深夜までして、今日は昼から夜まで西荻窪稽古でした。

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最近予定がなにかと立て込んでいて、何故こんな無理目な予定にしたのだろう…と若干後悔しておりました。

しかし思い返してみると、これはよくよく考えての計画的なことだったのです。

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冒頭で昨日松本の空気が涼しくて過ごしやすかったと書きました。

8月頃に9月以降の予定を考えた時、忙しそうな仕事は夏が終わって涼しくなった9月下旬以降に集中して頑張ろうと計画していたのです。

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もしも先週からのバタバタした予定を、今夏の猛暑の中でこなしていたら、何処かで倒れていたかもしれません。

今は涼しくなって夜も寝苦しくないので、体力の回復も早い気がします。

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良く人に言うのですが、私は暑い夏の間は全ての機能が30%ほど減退してしまうのです。

逆に涼しくなると体力気力が3割増しになるので、ここから一層頑張って舞台や稽古に励んで参りたいと思っております。

四柱神社の神道祭

昨日の夕方、私は京都大山崎から移動して松本駅に何とか辿り着きました。

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駅から稽古場に向かう途中に”四柱神社”という大きな神社があります。

その前を通り過ぎようとしたら、境内に提灯が下がっていて、そしてとても沢山の屋台が並んでいます。

境内の方からは演歌歌手の歌声で、何故か「コーヒールンバ」が聴こえて来ました。(昨日10月1日は”コーヒーの日”だったようです)

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稽古時間は迫っていたのですが、ちょっとだけ覗いてみたい!という誘惑に抗えずフラフラと神社に足が向いてしまいました。。

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境内にはノスタルジックな夜店が軒を連ね、ステージの上では演歌歌手が今度は自分の持ち歌を歌い始めて、小ぢんまりした客席には近所のおじいさんやおばあさんが集まっていました。

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なんだか子供の頃にタイムスリップしたような昔ながらのお祭りです。

しみじみと「良いなあ…」と思いつつも、写真を撮る間も無く、お祭りの名前も聞かずに稽古場へと急ぎました。

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そして稽古を始めてすぐに扉が開き、中学生の女の子が元気良くやって来ました。いつもはお母さんと一緒に来る筈が、何故か後ろからもう1人同級生らしい女の子が入って来ます。

「もしかして見学かな?」と思ったら、

「先生!今日は早めに稽古をお願いします!終わって友達と四柱神社のお祭りに行くんです!」

…成る程。さっきのお祭りですね。

地元の子供達もこぞって集まるお祭り。ますます魅力的です。

会員さん達にお祭りの名前を聞いてみました。

四柱神社の”神道祭”という昔から続くお祭りで、松本に秋の訪れを告げる風物詩的なお祭りだそうです。

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小学1年生の男の子も、稽古を終えて一旦「さよなら〜」と帰ってからしばし経って、「金魚獲れた〜❗️」と嬉しそうに戻って来ました。

手にしたビニール袋の中には、小指ほどの金魚が数匹ヒラヒラしています。

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稽古を終えて、もうやっていないだろうと思いながら四柱神社の方に歩いて行くと、なんとまだまだお祭りは続いていました。

しかも夕方よりも遥かに多い人集りです。

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金魚掬いの夜店。さっきの男の子はここで金魚を獲ったのでしょう。

他にも…

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射程や、

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ヨーヨー釣り。

そして…

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昨日も載せたお面屋さん。

お面の中には…

現代風のキャラに混じって、昔ながらの狐のお面や、なんと「般若」と「小面」の姿も!

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松本に何年も通いながら、今回初めて知った”神道祭”。

また松本での毎年の楽しみが増えてしまいました。

綱渡りの1日

昨日は台風から逃げるように、名古屋から東京まで何とか帰りました。

21時半に三ノ輪の自宅に到着した直後から東京も風雨が強くなってきて、本当に間一髪ギリギリセーフの移動でした。

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そして荷物を入れ替えて、今日の予定はというと…

①朝一の新幹線で京都に移動して大山崎稽古。

②午前中に稽古を終えて京都から松本に移動して、夕方から松本稽古。

というものでした。

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ところが、まず①で朝一に東京駅に行ったところ東海道新幹線が始発から止まっておりました。。

線路の安全を確かめる作業中ということで、これはむしろ急かしては申し訳無いことです。

ホーム上の新幹線車内で静かに出発を待ちました。

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結局1時間遅れで東京を出発して、更に途中に徐行運転もあり京都には90分遅れで到着。

そこから大山崎の宝寺に急いで移動して、稽古を何とかすることができました。

10月7日開催の澤風会京都大会前の最後の稽古だったので、稽古出来て本当に良かったです。

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そして次の②の行程では、名古屋からの中央西線の”特急しなの”が運行してくれるのかどうかが最大のネックでした。

大山崎稽古終了段階では運休だったのが、幸いなことに名古屋まで移動してみると13時発から運転再開しておりました。

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一本遅い14時発の”しなの”に乗って名古屋を出発。

途中やはり徐行運転もありましたが、16時半前に無事に松本に到着。

松本稽古もほぼ予定通りの時間に始めることが出来ました。

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松本でも来たる10月21日に「松本澤風会」を開催予定で、それまでに今日を入れて2回を残すだけの稽古日程でした。

こちらも今日もしも稽古出来なければ、困ったことなっていた筈です。

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昨日の名古屋から今日の松本まで、切れそうな細い綱にすがるような移動でした。

しかし綱が何とか持ち堪えてくれたおかげで、とても充実した稽古をすることができたのです。

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「普通に稽古が出来る幸せ」

というものを再認識させていただいた1日でした。

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松本では素晴らしいお祭りに出会ったのですが、またそれは次の機会に。

自転車操業中です…

今日は朝東京を出て、10時半頃には京都丹波橋にて紫明荘組稽古を開始。

夕方終えて京大に移動して、先ほどまで稽古しました。

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紫明荘組と京大の合間には、新しい稽古場候補のとても良い感じの古民家ゲストハウスを見学したりもしました。

その辺の話を詳しく書きたいところなのですが、明日は朝から香里能楽堂にて京阪神巽会、明後日には名古屋で和久荘太郎さんの”演能空間”の舞台が控えていて、若干追い詰められている状況です。

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今日はこれにて失礼させていただき、小本と睨めっこして謡の世界に突入して参りたいと思います。。