関西の大雨

今日の朝早くに、三ノ輪の自宅で携帯のマナーモードが振動しました。

メールかと思い、「こんな明け方に何だろう…」と寝ぼけ眼で画面を見ると、「京都市左京区に大雨情報」という気象速報でした。

私の携帯には、京都市左京区の気象情報が流れてくる設定になっているのです。

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最近は夕方になるとよく同様の大雨情報があるのですが、「今日は朝からか…」と思い携帯を置いて、再び眠りに入りました。

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ところが、それからも1時間と置かずに繰り返し京都の大雨速報が入って来ます。

「これは余程すごい雨だな…」とちょっと心配に思いながら起きて江古田稽古に向かいました。

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江古田稽古の合間にも関西の気象情報が続々と入って来ます。

「大山崎町、茨木市、高槻市」など先日の地震で大変だった場所に今度は「土砂災害警戒情報」が。

「よりによって地震と同じ場所に大雨とは…」

とますます心配になりました。

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実は私は明日明後日と関西方面で稽古の予定なのです。

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しかし京都は鴨川、芦屋は芦屋川、亀岡は大堰川と、行く先々にある川がそれぞれ水量が大幅に増して危険な状況になっているようです。

JR嵯峨野線などいくつかの路線で終日運休という情報もありました。

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江古田稽古は先ほど無事に終わりましたが、今夜は気象情報をチェックしながら、明日の関西での稽古が可能かどうか様子を見たいと思います。

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関西の皆さま、どうかくれぐれもお気をつけて過ごしてくださいませ。

地震の影響は…

今日は朝から大山崎稽古でした。

あの6月18日の地震以来の稽古です。

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JR山崎駅を出ると、すぐ前に千利休が建てたという国宝のお茶室「待庵」がありますが、この待庵の壁に地震でひびが入ったと聞いておりました。

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たしかに今朝9時半頃に山崎駅に到着すると、待庵の脇にはすでに作業車が止まっていて、職人さんが何人か待庵に出入りしていました。

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稽古場の宝積寺は大丈夫だっただろうかと心配しながら、いつもの急坂を登って行きました。

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山門に到着すると、仁王様がいつものようにギョロリとした目でお元気に(?)辺りを睨みつけておられます。

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秀吉が一夜で建立したという三重の塔や、本堂の様子も全く変わらず、まずは一安心いたしました。

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稽古場の会員さん達もほとんど被害は無かったようですが、「昨日もまた揺れたね〜」と話しておられて、まだまだ油断は出来ないようでした。

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大山崎稽古を終えて、午後から今度は6月18日の地震の影響で行けなかった伊豆大仁の稽古に向かいました。

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私「先日は地震で来れなくてすみませんでした」

大仁の会員さん「いえいえ。しかしこちらも南海トラフが怖いですよ。。」

確かに、南海トラフ地震はいつ起こってもおかしくないと言われています。

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会員さん「でも結局、怖がってばかりいたら何も出来ないですからね。」

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そうですね。

私も毎日のように東海道を行ったり来たりしているので、地震に遭う可能性はかなり高めだと思います。

しかしこの日本に住んでいる以上、絶対に地震に遭わない土地など存在しないとも言えるのです。

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ナーバスになり過ぎるのもある意味で地震の悪影響かと思いますので、覚悟はしつつもあまり怖がらずに移動生活を続けていこうと思っております。

日焼けしていた頃

今日は江古田稽古でした。

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午前11時頃に家を出ると、駅までの僅かな間に面白いように汗が吹き出してきます。

思えば昨日は、番組作成作業で一日中エアコンを効かせた室内にいたのでした。

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今日のこの暑さは5月頃の爽やかな暑さではなく、梅雨を経て湿気をたっぷりと含んだ、本格的な日本の夏の暑さです。

軟弱な私は、江古田駅から稽古場までの僅かな距離でまた汗だくになり、「あぢ〜」と呻きながらヨロヨロと稽古場に到着して、すかさずエアコンで涼んだのでした。

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夕方頃に、稽古を始めたばかりの小学生の男の子がやって来ました。

一目見て「おお!黒いな〜!」と驚きました。

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ちょっと見ないうちに、日焼けして完璧に小麦色になっていたのです。

「テニスと野球で焼けました!」とのことでした。

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思えば私が最後に小麦色に日焼けしたのは、高校の陸上部の頃でしょうか。

夏の部活では、走る我々が水道の前を通過する度にマネジャーがホースで盛大に水をかけてくれました。

また、練習の後に水泳部の友達に頼み込んで、プールに飛び込ませてもらったこともありました。

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暑い最中の練習はキツいものでしたが、あのホースの水とプールは大変に気分の良いものでした。

汗かきの私も、陸上部の練習ならば盛大に汗をかけるのがいっそ心地よかったものです。

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ああいったことは、もう二度とやらないだろうな…としみじみ思いながら、小麦色の男の子の稽古をしました。

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夜まで稽古してから外に出ると、意外に涼しい風が通っていてホッとしました。

そして夜空に浮かぶ満月を見ながら、「たまにはお日様の下で運動して、盛大に汗でもかきたいな…」などと思いつつ帰途についたのです。

紫明荘組稽古 点描

今日は朝に京都に移動して、紫明荘組の稽古でした。

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若手OG「実は京都市内に就職が決まりまして。これからずっと稽古出来ると思いますので、よろしくお願いします。」

おお!それはめでたいです。

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新OB「こんにちは。今日からよろしくお願いします。」

おお!こちらは卒業後初めて、紫明荘組稽古に顔を出してくれました。

力強い戦力がまた増えたことになります。

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また、1年ほどお休みだった会員さんも…「先生、1年間ご無沙汰してすみませんでした。今日からまたよろしくお願いします。」

と元気なお顔を見せてくださいました。

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再来週には京大宝生OB会の全国大会が開催されますが、その舞台に紫明荘組からゲスト出演する会員さん達も、仕舞の最後の仕上げに入りました。

その中でも植田竜二先輩に捧げる「融」の仕舞が、とても良い仕上がりになってきました。

会員さん「植田さん、融見たら笑わないですかね?」

私「きっとニコニコ満足そうに見ていらっしゃいますよ。」

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そして更に先の、秋の澤風会に向けても。

初めて能を出される方、初めて舞囃子に挑戦する方、初めて荒い仕舞を稽古している方など、それぞれが着実に歩みを進めておられました。

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新人からベテランまで、今日もとても充実した紫明荘組稽古が出来て、満足して夜の京大稽古に向かったのでした。

鍛え直す。

舞台と稽古が立て込んでおり、なかなか喉を休める時間がとれない日々が続いております。

しかし昨日会員さんから良い言葉をいただきました。

正確にはその会員さんの知り合いのボイスパフォーマーの方の言葉です。

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「喉が枯れたら、そのガラガラ声から新しい声を発見する!」という内容の言葉で、成る程、そんな前向きな考え方もあるのかと感心いたしました。

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「新しい声」という訳ではないのですが、喉が不調な分、それ以外の部分でいかにカバーするかを毎日考えています。

「口の開け閉めはきちんと大きく」とか、「腹筋に力を入れて、喉には余計な力をかけずに」など、人には毎日のように言っていることを、もう一度自らの身体で確認することが出来ています。

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数年前に、膝を怪我したサッカー選手が、その治療期間を使って上半身など膝以外の部分を鍛え直して、結果より強い選手となって戻って来たのをニュースで見ました。

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私も喉の調子が戻ってきたら、その前よりも良い謡になっているように、この機会に喉以外の要素を色々と鍛え直しておきたいと思っております。

「謡」という乗り物

昨日の大山崎稽古では、試みにこれまで稽古した謡本を全部持って来てもらいました。

15曲ありました。

毎月一回、1時間ほどの団体稽古をコツコツと積み重ねて来た結果です。

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そして昨日はその15曲を、短い範囲で次々に謡っていくという「プチ・半歌仙会」のようなことをしてみたのです。

(半歌仙会とは、18曲を1日かけて謡う素謡会のことです)

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「竹生島」から始めて、「土蜘」「加茂」「船弁慶」「小鍛冶」「咸陽宮」「大江山」「鞍馬天狗」「安宅」…

と謡って、最後に「高砂」の千秋楽できっちり100分間謡い続けました。

15曲制覇はなりませんでしたが、「四半歌仙会」にはなりました。

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これだけまとめて謡うと、謡というものが如何に多彩で幅広く、奥深いかが良くわかります。

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何も知らないで聞いていると、謡は全部同じように聞こえてしまいます。

しかしきちんと稽古してから謡ってみると、一曲毎に時空間が全く異なる、目眩くような世界が広がっているのです。

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琵琶湖縦断の長閑な舟旅。

源頼光と怪僧の緊迫した闘い。

賀茂の神様の不思議な縁起。

嵐の海上で義経に襲いかかる平知盛の怨霊。

天下の名刀小狐丸の誕生秘話。

始皇帝を暗殺から救った琴の秘曲。

酒呑童子が大江山に住み着くまでの放浪の日々。(月にまで行って来たのです!)

春の鞍馬山中での大天狗と牛若丸の邂逅。

安宅の関での、富樫と弁慶の命懸けの攻防。

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「謡」とは、このような沢山の物語世界に自在に入り込んで行ける「乗り物」のようなものだとも言えます。

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大山崎では、来月から新しい曲「草紙洗」の稽古が始まります。

今度は美しい平安の宮中絵巻の世界へと、大山崎の皆さんと共に「謡」に乗って入って行きたいと思います。

蜂蜜の豊穣

昨日は松本稽古でした。

松本では、稽古前に先ずは会員さんの骨董品店に立ち寄ります。

その後稽古場に向かうのですが、途中でやはり会員さんのイタリア料理店があり、そこも覗いて挨拶をしていくことが多いのです。

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昨日もランチの終わった時間にそのイタリア料理店の前を通ると、店内の会員さんが出て来てくださいました。

「先生!こんにちは!」

私「おお、ごんにぢは…」

「先生、声どうされたのですか?」

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…そうなのです。

先日の夜能「夜討曽我」の後から、声が枯れてしまって中々本調子に戻ってくれないのです。。

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私が「ちょっと声が枯れてしまって…」と言おうとして、「ちょっと声が…」まで言ったところで、会員さんが「そうだ!ちょっと待っていてくださいね!」と店内に駆け込んで行かれました。

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何だろうと思っていると、ややして戻って来られて「先生これをどうぞ!」

その手にはジャムのような小瓶があり、中身は黄金色に見えます。

おお、これはもしや蜂蜜ですか⁉︎

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「そうなんです、この蜂蜜美味しいんです!」

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実は喉の回復の為に色々調べたのですが、「蜂蜜」が一番効果があるようなのです。

自分で買おうかと本気で思っていたところでした。

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「ありがとうございます!ちょうど蜂蜜が欲しかったのです。助かりました!」と有り難く頂戴して、稽古場に向かいました。

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そして稽古場で早速、先ずは熱いお茶に溶かして飲んで、更に直接掬って舐めてみました。

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…なんと美味しい蜂蜜でしょうか。

最初口に含むと、飾り気のない自然な味に感じられました。

しかしやがて口の中で溶けるにしたがって、「豊穣」とでも表現したくなるような豊かな彩りのある濃い甘さが、口一杯に広がっていきました。

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その甘さが喉に流れていくと、これは確かに痛んだ喉を癒してくれそうだと感じられたのです。

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この蜂蜜は、岩手県の…

リンゴと桜の花から採れたものだそうです。

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私が青森稽古の時に東北新幹線で通る、「水沢江刺」の近辺でしょうか。

4月や5月の稽古の時に新幹線の窓外に見えた桜やリンゴの花から、蜜蜂達がせっせと集めてくれた蜂蜜を今私が美味しくいただいているわけです。

しかもその蜂蜜が喉を癒してくれる。なんだか不思議で、とても有り難い気分になります。

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今週末の京都満次郎の会での能「熊野」ツレまでに、この蜂蜜の力を借りて喉を回復させたいと思います。

加茂川のベンチ

今日は午前中に大山崎稽古、そして夕方から京大稽古でした。

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合間に少し時間が空いていたので本屋でも行こうかと思ったのですが、今日の京都は年間に何日あるかという実に爽快な初夏の日和です。

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こんな日にはぴったりな私の好きな場所があるのです。

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ここは出町柳駅前の、加茂川の西側の河原です。

すぐ前には、鴨川を「加茂川」と「高野川」に分ける通称「鴨川デルタ」があり、その向こうには左の比叡山から右の大文字山まで、新緑の東山のパノラマが広がります。

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そして写真の下の方に写っているのが、私のお気に入りのベンチなのです。

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ここに座って本を読んだり謡を覚えたりしていると、今の時期は乾いた風がいつも吹いて来て実に良い気分になります。

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しばらくベンチで休んで、河原にて夜討曽我の稽古などしてから京大稽古に向かいました。

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京大稽古は相変わらず怒濤のような勢いで、密度の濃いものでしたが、それはまた次回のブログにて。

本日はこれにて失礼いたします。

兄弟とは…

今日は江古田稽古場にまた新しい仲間が増えました。

小学生の男の子です。

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実は彼のお祖父様、お祖母様、そして高校生のお兄さんも江古田稽古場でずっと稽古をしています。

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お兄さんの影響で稽古を始めてくれたのでしょうか。

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因みに私にも年子の兄がおりますが、何故か私と兄は正反対の選択をしながら人生を歩んで来た気がします。

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小学校の時には、兄も私も同じように母親の能の稽古に連れて行かれましたが、私は稽古を始めて、兄は一切興味を持ちませんでした。

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また、私は高校の時漠然と、「大学に入ったらサイクリング部に入りたいな…」と思っていました。

しかしなんと1年早く大学生になった兄がサイクリング部に入ってしまったのです。

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仕方なく、という訳では無いのですが、私はサイクリング部をやめて能楽部宝生会に入りました。

思えば兄がサイクリング部に入っていなければ、私はほぼ確実に京大サイクリング部に入部して、今こうして能楽師にはなっていなかった筈なのです。

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あるいはまた、私が小学2年生で稽古を始めていなければ、兄がかわりに稽古を始めて私のポジションに現在いる可能性もあった訳です。

兄弟とは不思議で面白いものです。

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私と兄はかように異なる道を選んで来ましたが、兄弟で何か同じことをやるのは本当は素晴らしいことだと思っております。

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今日稽古を始めてくれた男の子も、家でお兄さんと仕舞の話で盛り上がったりしてくれたら嬉しいものです。

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…しかしながら例えば私の兄がある日突然「稽古したい!」と言い出す可能性もあるわけで、そうなればそれはまた面白いことだと思うのです。

1件のコメント

誕生日ロールケーキ

今日は朝から京都紫明荘組の稽古でした。

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バリバリ稽古して、3時間ほどが経った頃。

私「えーと、では次の方の仕舞を…」

会員さん「先生ちょっと待って!稽古中断して、ケーキを食べましょう!」

と満面の笑みで大きな箱を持って来られたのです。

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開けてみると、とても大きなロールケーキが2本も入っています。

私「…もしかして、誕生日ケーキですか⁉️」

会員さん「はい!私の家の近くのケーキ屋で買って来ました!ハッハッハ!」

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なんと‼️今年は紫明荘組の皆さんが私の誕生日サプライズを用意してくださっていたのでした。

おかげさまで今年も元気に嬉しい誕生日を迎えることができました。

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思えば去年は京大宝生会で手作りケーキをもらいました。

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そして一昨年は松本稽古場で巨大なケーキをいただいたのでした。

他にもメールなどでお祝いしていただき、本当に私は果報者だと思います。

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皆様のお気持ちにお応えするべく、この1年もまた精一杯頑張って稽古に舞台に取り組んで参ります。