昨夜田町稽古場の会員さんより「9年前の今日」という題名のメールをいただきました。
内容は、今からちょうど9年前の平成21年12月17日に宝生能楽堂で「謡曲仕舞教室」の修了発表会があった、というものでした。
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「謡曲仕舞教室」は、内弟子が順番で講師になり、宝生能楽堂で2年間謡と仕舞の稽古をするという教室です。
教室卒業後、希望者はそのまま講師の先生について稽古を続けても良い、という決まりでした。
現在の澤風会の江古田と田町の稽古場はこの「謡曲仕舞教室」時代からの会員さんが母体になっています。
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平成21年に修了ということは、稽古を始めてからはもう11年が経つことになります。
そういえば、当時幼稚園児で教室に入って来た子供がもう高校生です。
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有り難いことに11年経過してなお、当時の教室修了生の半分以上の方々が稽古を続けてくださっています。
皆さんそれぞれ大変に上達されて、中には舞囃子や能の役までなさった方もおられます。
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毎年講師が入れ替わっていく謡曲仕舞教室で、偶々私の順番の時に教室に来てくださり、以来ずっと稽古を続けてくださっている皆様には本当に感謝しております。
この御縁が出来る限り長く続くように、来年以降も頑張って稽古して参りたいと思います。