今日は午前中に大山崎稽古、昼から松本に移動して夜まで稽古しました。
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大山崎宝寺の紅葉は、半分散りかけになっていました。
「秋寒き窓の内、軒の松風うちしぐれ、木の葉かき敷く庭の面…」
という能「三輪」の一節が思い浮かびました。
ただし、「秋寒き」というほど寒くありません。むしろお寺に向かう急坂を登ると汗ばむくらいの気温です。
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松本に移動したら寒いかと思いきや、松本駅前の気温計が15℃もあり、こちらもこの時期にしては暖かく感じました。
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実は先週の青森稽古の時に、今年は暖冬になりそうだという話を聞いたのですが、その根拠が大変面白いものでした。
「岩木山神社のカメムシの数が多い年は寒い冬になり、少ないと暖冬になる」
というのです。
岩木山神社は津軽国一宮で、”坂上田村麻呂”とも縁の深い神社だそうですが、年によってその境内にカメムシが大発生するということです。多い時は1万匹にもなるとか…。
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ちょっと背筋がゾワゾワする光景ですが、一方で今年のカメムシはというと、かつて無いほど数が少ないそうなのです。
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という訳で”カメムシ占い”によれば今年は暖冬になるはずです。
今のところ実際に気温は高めだと感じています。
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とは言えまだ冬は始まったばかりです。
この冬は”カメムシ占い”の精度に注目しながら過ごしたいと思います。