今月から亀岡稽古がようやく再開されて、昨日行ってまいりました。
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亀岡稽古場の亀山城址には、「このはなざくら」という珍しい桜があります。(2018年4月10日のブログに詳しく書きました)
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昨日の稽古の合間に、その「このはなざくら」の原木を見に行ってみると…
幸運な事にちょうど満開を迎えていました。
これまで私は毎年のように「このはなざくら」を見てきましたが、その中でも今年の花が一番美しく感じられました。
ソメイヨシノほどの派手さはありませんが、自然に逆らっていない「やさしい美しさ」とでも言える上品な咲き姿なのです。
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昨日は他にも…
カタクリが咲いていたり…
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シャクナゲがもう咲き始めていたり、”春爛漫”という風情でした。
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そして一夜明けて今日は、京大宝生会の稽古に行ってまいりました。
こちらもようやくBOX舞台の使用が解禁されたのです。
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そしてBOXに到着すると、なんと去年見学に来て一度だけ体験稽古をした学生の姿が。
学生「入部することにしました。どうかよろしくお願いします」
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おお…!
京大宝生会にとってはほぼ2年ぶりの新入部員です!
新しい春の訪れとともに、京大宝生会もまた新たな歴史を刻んでいくことになりました。
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現役達は早速新入部員に構えや運びを教えたり、「4回生の○○です。よろしくお願いします」と挨拶したり、何となく気恥ずかしそうで、しかし嬉しそうな様子です。
昨日の満開の「このはなざくら」のように、新入部員を迎えてパッと華やいだ春の京大宝生会の風景なのでした。