亀岡の花々〜秋の彩り〜
今日は亀岡稽古でした。
行きの新幹線から、白い雪を被った富士山が見えました。
毎年恒例の写真です。
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亀岡稽古場では秋の花もめっきり少なくなって、一見すると殆ど彩りがないように見えました。
しかし少し歩いてみると、所々に鮮やかな色を見つけました。
縁起物の「センリョウ(千両)」。
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実が黄色い「キミノセンリョウ」。
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今年も綺麗に色づいた「紫式部」。
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これらの赤、黄、紫は”実”でしたが、”花”の彩りもいくつか見つけました。
こちらは「山薄荷(ヤマハッカ)」の仲間だそうです。小さな青紫色の花がたくさん咲いていました。
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そして今日一番綺麗だと思った花がこれです。
ユキノシタ属の「センダイソウ」という名前だそうです。
仲間には「大文字草」や「人字草」という、花の形を漢字に例えた花があります。
白とオレンジ色と黄緑色がそれぞれ控え目に存在を主張しており、それらの小さな花がたくさん集まって、美しいバランスを保って咲いているのです。
来年もまた見てみたい花でした。
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他にもいくつか。
これは「ツワブキ」の珍しい”多弁型”です。
漢字で書いた”石蕗”は、初冬の季語になっているそうです。
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今回最も貴重な花がこちら。
温室の中で見つけた「マツムラソウ」です。
絶滅危惧種で、原産地の石垣島では自生地はただ一ヶ所しか残されていないのです。
今回会えて良かったです。
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次の亀岡稽古は11月半ばになるので、亀岡の花々に会えるのは今年は今日で最後かもしれませんね。