兼平いよいよ明日です

今年の夏もいよいよ一番暑い時期を迎えて、毎日茹だるような猛暑です。

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その猛暑の中、明日8月15日には「五雲会」が開催されます。

私は能「兼平」のシテを勤めます。

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本来なら4月15日に開催予定の舞台でした。

それが延期になってから4ヶ月、世界も私の身の回りも激動の時間を過ごしました。

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その激動を乗り越えて、何とか本番を迎えることができそうです。

昨日申合が終わり、今日は先ほど水道橋宝生能楽堂で最後の稽古を終えました。

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あとは本番に備えてゆっくり休んでコンディションを整えます。

明日も間違い無く猛烈な暑さになりますが、その猛暑に負けぬような熱い「兼平」を演じたいと思います。

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皆様どうか御来場賜りますようよろしくお願いいたします。

五雲会8月15日正午始 宝生能楽堂

能「右近」田崎甫

能「兼平」澤田宏司

能「草薙」今井基 ほか

七葉會 十周年記念公演のお知らせ

宝生流若手能楽師7人が集まっての合同社中会「七葉会」。

本年8月8日、9日には「七葉会10周年記念大会」を予定しておりましたが、情勢を鑑みて来年に延期させていただくことになりました。

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そしてその上で七葉会同人7人で、今我々に何か出来ることは無いか話し合いました。

その結果8月9日に「七葉會」という名前で7人による演能会を開催させていただく運びになりました。

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宝生能楽堂にて13時半〜16時半頃まで開催。

舞囃子6番に半能「橋弁慶」、仕舞、連吟などが演じられます。

私は舞囃子「井筒」と、「橋弁慶」の地謡などを勤めます。

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チケットは全席自由4000円(学生2000円)で7月9日朝10時より「能LIFE Online」にて、先着100名様限定で販売いたします。

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チケットご購入にあたっては、

①購入手続きの前に先ず「能LIFE Online」(http://nohlife.com )に登録をお願いします。

②その上で発売日以降にやはり「能LIFE Online」( http://nohlife.com )より購入手続きにお進みください。

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少々手間のかかる購入方法になります。

しかしながら、コロナウイルスが収まらない状況下での舞台開催にあたっては、万が一の場合にはお客様全員と連絡をとる必要があります。

「能LIFE Online」に事前にご登録いただくことでお客様により安全に舞台をご覧いただけると考えてこの方法をとらせていただきました。

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このような状況下の舞台で何かとご不便をおかけいたしますが、様々な安全対策をして開催させていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。

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チラシ表面

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チラシ裏面

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※なお、七葉会各会の社中の皆様につきましては、チケットに関してはそれぞれの先生にお尋ねくださいませ。

3件のコメント

宝生夜能 有料WEB配信公演

先月以来、水道橋宝生能楽堂での定例公演は殆どが延期になっております。

本当は明後日4月18日に私が能「兼平」を舞う予定だった「五雲会」も、8月15 日に延期になりました。

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その中で、来週4月24日に予定されている「夜能」が

「有料WEB配信公演」

という形で開催されることになったと、宝生会事務局より知らせがありました。

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舞台の映像を流すだけでなく、一歩も二歩も進んだ先進的な企画が用意されているようです。

これはこの緊急事態のみならず、この先未来の能楽の発信方法への大きな道標になる企画だと思います。

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詳しい視聴方法は以下をクリックしてご確認をお願いいたします。

http://www.hosho.or.jp/1676/

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今後宝生流でも有料WEB配信が増えていくと思われます。

また情報が入りましたら都度皆さまにお知らせいたします。

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コロナウイルスに負けることなく、むしろ逆境を逆手にとって未来に繋がる新しい道を模索する。

そんな能楽師を、どうか応援していただければと存じます。

ご視聴よろしくお願いいたします。

第14回澤風会京都大会に向けて

今日は来たる9月21日(土)に大江能楽堂にて開催の「第14回澤風会京都大会」に向けて、合宿形式の稽古を終日行いました。

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舞の稽古をする大部屋に加えて、謡稽古用の小部屋も3つ借りて、同時進行で色々な稽古をしました。

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今日の稽古のメインは能「羽衣」でした。

これを、大鼓、小鼓、太鼓、笛の4つのお囃子を実際に入れて、本番さながらの状態で稽古することにしていたのです。

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澤風会には、お囃子を習っている会員さんがたくさんいるのですが、今日は大倉流大鼓、幸清流小鼓、金春流太鼓、森田流笛という組み合わせになりました。

因みにそれぞれ習っている場所は、大鼓の方が神戸、小鼓が名古屋、太鼓が京都、笛が浜松と、見事に地域が分かれました。

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シテはこの度教授嘱託の免状を取られる、紫明荘組生え抜き(?)の方です。

稽古面をかけて、自作の衣を着て、作り物の”角台”も私が製作したものを正先に置きました。

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そして地謡は、今回女性5人が前列に並ぶことになり、今日はそのうちの3人が参加してくれました。

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このメンバーで合わせるのは今日が最初で最後です。

もちろんその状況でシテ、囃子、地謡が完璧に合うのは難しいのですが、能「羽衣」の生の空気感は見事に表現できて、大きな成果がありました。

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「羽衣」の他にも舞囃子「高砂」、仕舞、素謡、独調などを11時〜19時近くまでモリモリ稽古しました。

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人によっては、「仕舞、能の地謡、独調の地謡、小鼓」とか、「仕舞、素謡のシテ、笛」など1人何役もこなして大車輪で稽古してくれました。

日帰りですが、泊りがけの合宿に匹敵する内容の稽古が出来たと思います。

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本番まではまだ1ヶ月近くあります。

今日の成果を踏まえて、本番まで更に頑張って稽古して参りたいと思います。

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第14回澤風会京都大会

9月21日(土)午前11時始曲 於大江能楽堂。

能「羽衣」は午後12時40分頃からの予定です。

皆様是非ご来場くださいませ。

2019年舞台出演予定を更新いたしました

日頃ブログの更新ばかりでホームページの他の部分の更新が滞っておりまして、誠に申し訳ございません。

来年の舞台出演予定をようやく先ほど更新いたしました。

来年2019年は東京、大阪、京都、名古屋などで出演予定があります。

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5月には京宝連120回記念にあたる関西宝連大会が開催されます。

京宝連加盟大学による合同演能という話も持ち上がっております。また詳細がわかり次第発表したいと思います。

ちなみに10年前の京宝連100回記念では合同演能「竹生島」が前シテ京大、後シテ同志社、ツレ京女、地謡京大同志社連合、後見京女、という布陣で演じられました。

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…今日は久々の休みでした。これから年末年始にかけては何日か休みがあり、いよいよ今年が終わっていくという気分になって参りました。

ブログの最初の頃はカテゴリー分けが出来ていないので、その作業なども休み中にしたいと思っております。

短いですが今日はこれにて。

七葉会申合が終わりました

今日は水道橋宝生能楽堂にて、七葉会の申合がありました。

今回は能2番に舞囃子10数番が出るので、申合だけでも1日がかりです。

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1年ぶりにお会いする7つの会の会員の皆様は、其々この1年でまた上達されたご様子でした。

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初シテで能「羽衣」に挑戦される方は、申合が済んだ後で私に「もう85歳なので無理かと思ったのですが、先生に後押ししていただいて思い切ってやる事にしました。」と仰いました。

とても85歳には見えず大変お若く見えたので、お歳を聞いて驚きました。

これをきっかけに、まだまだお元気で能や舞囃子に挑戦していただきたいと思います。

明後日の本番では、私は後見として舞台をしっかりとフォローさせていただきます。

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申合が全部終わってから、7人で手分けして明日明後日の準備を2時間ほどかけて終わらせて、先ほど解散しました。

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明日からいよいよ本番、先ずは第1日目です。

年に一度の賑やかなこの七葉会が今回も良い舞台になるように、精一杯力を尽くしたいと思っております。

皆さま猛暑の中ではございますが、明日朝9時〜18時まで宝生能楽堂にて開催の七葉会第1日目にどうかご来場くださいませ。

よろしくお願いいたします。

今年も七葉会が迫って来ました

私と同世代の若手能楽師7人が集まって毎年開催している「七葉会」。

今年もその舞台が近づいて参りました。

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私の澤風会からは、例年通り仕舞、素謡、舞囃子が出ます。

初舞台の小学生や、素謡「百万」という難曲のシテに初めて挑戦される方、今回も元気に仕舞を舞われる最高齢91歳の方、舞囃子「須磨源氏」などなど、盛り沢山の番組です。

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しかし今回は、澤風会以外の会も大変に充実した番組で、なんと能が2番も出るのです。

これは「七葉会」の歴史の中でも初めてのことです。

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内藤飛能さんの飛雲会から能「羽衣」、高橋憲正さん憲宝会から能「竹生島」が、ともに8月5日に出ます。

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七葉会メンバーの若手能楽師の成長と共に、会員さん達もメキメキと実力をつけておられるのだと思います。

私も「羽衣」の後見と「竹生島」の地頭を頑張って勤めさせていただきます。

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また番組には載せておりませんが、8月4日17時頃より番外仕舞7番が出る予定です。

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猛暑の中ではございますが、皆様8月4日、5日に宝生能楽堂にて開催の「七葉会」にどうかお越しくださいませ。

よろしくお願いいたします。

舞台ラッシュ

何事にも「波」というものがありますが、やはり私の仕事にも明確に「波」があります。

例えば昨年は、3番あったシテが2月「兼平」、4月「百萬」、7月「半蔀」とほぼ上半期で終わりました。

そしてツレについても、昨年10月22日の宝生会別会にて「安宅」の同行山伏を勤めたのが最後で、なんとそれ以降現在まで、かれこれ5ヶ月も胴着を着ていないのです。

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ところが、来月の頭から夏にかけて、今度は立て続けに役をいただく事になりました。

4月7日:能「正尊」立衆(金剛能楽堂15周年記念)

4月21日:能「雲林院」シテ(七宝会麗春公演)

5月3日:能「巻絹イロエ」ツレ(大本みろく能)

5月18日:能「俊成忠度」俊成(興福寺薪御能)

5月25日:能「夜討曽我」シテ(宝生会夜能)

6月9日:能「熊野膝行三段之舞」ツレ(京都満次郎の会)

と、この半年間何もなかったのが今後2カ月で6番の役をいただいたのです。

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更にまた、まだ詳細未定なのですが、夏には私にとって初めての「薪能」のシテを舞わせていただくお話もあります。

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郁雲会澤風会が無事に終わったタイミングで、今度は自分の役に全力投球出来るのは大変に有り難いことです。

ここから暫くは、自らの舞台に力点を置いて日々を過ごしたいと思います。

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とは言っても、もちろん澤風会の稽古も変わらず頑張って参ります。

会員の皆さまにはどうかよろしくお願いいたします。

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また、皆さま上記の舞台を是非とも見にいらしてくださいませ。

こちらもどうぞよろしくお願い申し上げます。

NHKラジオ録音「善知鳥」

今日はNHKラジオの録音がありました。

「善知鳥」を一曲丸ごと録音して、私はツレを勤めました。

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朝に渋谷のNHKに入り、受付で入館証を貰って、とあるスタジオに向かいます。

テレビ局の中に入ることなど滅多に無い私です。

大勢が往き来しているフロアをクネクネと歩いていると、「もしかして有名な芸能人とバッタリ出くわしたりしないかしら」などと思うのですが、勿論そんなことは全くありません。

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スタジオに着くと、録音の準備はすっかり整っています。

一人一人の前には、ちょうどラジオのDJが使うような、スタンドから吊り下げる方式のマイクが設えてありました。

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「謡を謡う」という行為は私にとっては殆ど日常の一部なのですが、この「目の前にマイクがある」というシチュエーションだけで変に緊張してしまいます。

更にそのマイクは非常に高性能なので、ほんの小さな音も拾ってしまうそうなのです。

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くしゃみや咳などは、普段の舞台からしないものなので大丈夫ですが、例えばお腹が鳴ったり、喉が鳴ったりするのは自分では止められない可能性があります。

正座の足を組み替えるのも、もしかして音がするかもしれません。

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などと色々な雑念が湧いて来て、45分くらいの録音でドッと疲れてしまいました。。

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今日頑張って録音した「善知鳥」は、4月15日(日)朝6時〜6時55分にNHKFMにてオンエアされます。

早朝ですが、皆さまどうかお聴きくださいませ。

最新の舞台出演予定です

平成29年2月4日(土)13時半始 於香里能楽堂
七宝会新春公演 能「兼平」シテ澤田宏司
平成29年2月12日(日)朝6時~6時55分
NHKFM「能楽鑑賞」兼平 シテ山内崇生 ワキ 澤田宏司
平成29年4月15日(土)正午始 於宝生能楽堂
五雲会 能「百萬」シテ澤田宏司
平成29年7月15日(土)正午始 於宝生能楽堂
五雲会 能「半蔀」 シテ澤田宏司