明日は第2回七葉會

10月以降は仕事が急増して、バタバタしているうちにあっという間に年の瀬になりました。

そして「第2回七葉會公演」がいよいよ明日12月26日14時より、水道橋宝生能楽堂にて開催されます。

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私は能「蝉丸」のシテ逆髪を勤めます。

昨日24日にはその申合がありました。

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逆髪は皇子でありながら生まれながらに髪の毛が逆立つ奇病を患い、狂人となって放浪するという難しい設定の女性です。

自分なりの解釈で稽古して申合に臨みましたが、申合が終わってから家元より何点かご注意をいただきました。

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そのご注意の中には「逆髪は障害に立ち向かう人間の象徴的な存在でもある」という私が気づいていなかった解釈もあり、ハッといたしました。

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本番までまだ1日あります。

もう一度私の”逆髪像”を練り直して、少しでも改善された舞台をお見せできればと思っております。

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七葉會の七枚の葉っぱ達は、昨日の申合を終えてすぐに全国に散らばっていきました。

ある者は札幌に、ある者は名古屋に…

そして私は今日は昼に奈良で「能楽大和四座立ち会い競演」に出演した後に京都大江能楽堂の「関西宝連」に移動して、学生達の舞台のフォローをします。

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皆それぞれの場所で仕事をしながら、明日の本番に向けて思案を重ね、士気を高めていることと思います。

そして明日はまた七枚の葉っぱ達が宝生能楽堂に集まります。

大寒波に負けない熱い舞台になるように、精一杯頑張ろうと思います。

当日券もご用意する予定ですので、お時間のある方は是非ご来場くださいませ。

よろしくお願いいたします。

※文末になりますが、本公演は、公益財団法人 朝日新聞財団様、公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団様より助成を賜りましたこと、御礼申し上げます。

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