大雪で…

私は普段から電車に乗る事が多いので、どうしても電車遅延に巻き込まれる事も多くなってしまいます。

今年に入ってからまだ1ヶ月ほどですが、合計ですでに約180分の電車遅延に巻き込まれて、稽古に影響もありました。

こうなると警戒心も強くなります。

今日は松本稽古の予定でしたが、昨夜に松本澤風会会員さんより、

「月曜日は昼頃から大雪だそうです」

とメールをいただき、それ以降はニュースと天気予報を随時確認するようにしました。

そして今朝10時の時点で、

「今日は松本に向かうと、雪で特急あずさが遅延したり、最悪運休になるぞ」

と判断して、稽古を延期にいたしました。

その後昼頃より東京でも雪が降り始めました。

松本の北の池田町に住む会員さんからは、

「2時間ほどで一気に10㎝雪が積もりました。今日は稽古があっても出て行けるか不安でした」

とメールと写真をいただきました。

夕方には特急あずさが雪の重みによる倒竹で止まっているとのニュースもあり、今日は稽古延期にして本当に良かったです。

急な事故での電車遅延は避けようがありませんが、大雪や台風など事前に予想可能な時は無理せず外出を控えたいと思います。

色々情報をいただいた松本の皆様ありがとうございました。

“千本の花盛り”とは?

今朝は松本の宿からリモートで「嵐山」の謡稽古をいたしました。

「嵐山の桜は、時の天皇が吉野の”千本の桜”を移植したものです」

と説明をしていて、ある別の謡が頭に浮かんで「あれ?」と疑問が湧きました。

その謡は「西行桜クセ」です。

クセの中で、

「千本の桜を植え置き その色を処の名に見する 千本の花盛り」

という一節があるのです。

西行桜を謡っている時には、何となくこの”千本の花盛り”とは京都の”千本通り”の事だと思っておりました。

しかし、「嵐山」に吉野の桜を移植して、尚且つ「千本通り」にも移植していたのでしょうか。

それでは都からちょっと離れた嵐山の桜の存在意義が薄れてしまうのでは…

と思い、ちょっと調べてみたのです。

結果は意外なものでした。

「千本通り」の名前の由来は、「千本の卒塔婆が立っていたから」

という説が有力だというのです。

しかし、別の説でやはり千本の桜が植えられていたからというものもあるそうで、真相ははっきりしないようです。

そもそも”千本の花盛り”とは千本通りの事では無い可能性もあり、そこもちょっと調べたのですが、京都にそれらしい桜の名所は見つかりませんでした。

「千本の桜を植え置いた」というのを地名の由来とした「千本の花盛り」…

いったい何処のことなのか、何か他に情報がありましたら是非お知らせくださいませ。

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第16回澤風会京都大会を開催いたします

皆様 大変ご無沙汰いたしております。

世の中は依然として不安定な状況が続いておりますが、今週末の9月24日に京都大江能楽堂にて、

「第16回澤風会京都大会」

を開催させていただきます。

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2019年までは秋に大江能楽堂で澤風会京都大会を開催するのが常でしたが、コロナ禍以降は中止や延期をせざるを得ず、秋の京都大会開催は3年ぶりになります。

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番組もコロナ以前と比べるとやや少なめですが、舞囃子4番と、最後には能「蝉丸」が出ます。

能「蝉丸」の逆髪民谷渉君と蝉丸村井伊織君は、この度宝生流教授嘱託の資格を取る事になり、今回の能が嘱託披露の舞台になります。

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「蝉丸」は特に謡が逆髪蝉丸ともに難しく、それぞれが独りで謡う部分と、2人の掛け合いの部分で如何に曲の雰囲気を出せるかが大事だと思います。

本番前日まで稽古があるので、最後まで妥協せずに、より良い舞台を目指して頑張って稽古いたします。

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他にも初舞台の人、久々に仕舞を出す人、長刀に挑戦する人など、制約のある中でそれぞれが新たな目標に取り組んで参りました。

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これからはまた毎年秋に澤風会京都大会を開催したいと思っております。

澤風会のリスタートとも言える今回の舞台を、どうかご覧くださいませ。よろしくお願い申し上げます。

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第16回澤風会京都大会

9月24日午前11時半始曲

於京都大江能楽堂

お正月気分かと言うと…

一昨日の元旦は宝生能楽堂にて謡初、昨日は三重の実家に日帰り帰省と、一見お正月らしい生活をしております。

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ところが実は心の中は全然お正月気分ではないのです。

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1月9日(日)の「月浪能特別公演」にて能「正尊」立衆。

1月15日(土)の「五雲能」にて能「巴」シテ。

と、正月早々に太刀や長刀を振り回す激しい役が続くのです。

なので正月行事と並行して毎日稽古も重ねております。

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能「巴」は14年前に大阪の「七宝会」で勤めさせていただきました。

二度目の演能でしかも前回から14年経っております。

今回はよりレベルアップした舞台になるように、頑張って稽古したいと思います。

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また明日からは3月5、6日の「澤風会郁雲会」に向けた舞囃子と能の稽古もスタートします。

明日だけでも舞囃子「山姥」「天鼓盤渉」「乱」「雲雀山」「三輪」、

能「井筒」「葵上」「夜討曽我」の稽古が予定されています。

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とりあえず3月の澤風会郁雲会までは「仕事全力モード」で進んで参ります。

2022年あけましておめでとうございます

皆様 2022年あけましておめでとうございます。

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昨年はコロナ禍が収まらない中でも3月に京都、10月に松本で澤風会を開催する事ができました。

学生の活動も全宝連は映像配信になりましたが、関宝連と関西宝連、そして京大の自演会は何とか有観客で開催されました。

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今年は先ず3月の5日(土)6日(日)に水道橋宝生能楽堂にて「東京澤風会・郁雲会大会」を開催いたします。

東京での澤風会は1年半ぶりで、能「井筒」、能「葵上」、能「夜討曽我」を始め舞囃子も多く出る予定です。

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そして9月24日(土)には京都大江能楽堂にて「澤風会京都大会」、10月には「松本澤風会大会」を開催予定です。

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私の演能予定としては、

①1月15日(土)五雲能にて能「巴」

於宝生能楽堂

②4月23日(土)七宝会にて能「羽衣盤渉」

於枚方市総合文化芸術センター

③5月27日夜能にて能「小鍛冶白頭」

於宝生能楽堂

の3番が予定されております。

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コロナの先行きはまだ不透明ですが、気をつけながら何とか頑張って稽古して参りたいと思います。

皆様本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

声が大きくなった!

私が学生の稽古をしている時に、一番嬉しいと思うのは、実は学生の謡を聴いて

「声が大きくなった!」

と感じた瞬間なのです。

非常にシンプルなことですが、小さかった謡の声が大きくなっていくのを聴くたびに、しみじみと感動してしまいます。

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私は関東と関西で大学生を教えていますが、コロナがようやく落ち着いてきた秋以降には、以前のように月2回ペースで稽古ができるようになりました。

そして最近、東西それぞれの大学で「声が大きくなった!」と感動した瞬間があったのです。

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先ずは京大宝生会で、11月の自演会に向けた稽古をしている時でした。

今の現役には何人か、元々とても声の大きな学生がいました。

それに比べるとやや声量が少なかった学生が、仕舞のシテ謡で驚くほど大きな声を出してくれたのです。

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周りの大きな声に乗せられて、それまでの殻を突き破った感じでした。

今後さらに声量が増える事を期待しています。

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そして関東では、先週末にあった「関宝連自演会」に向けた稽古でのこと。

江古田稽古場で日本女子大学と國學院大学の学生が合同で素謡「小袖曽我」の稽古をしていました。

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今回の「小袖曽我」では途中でツレ母の長い語りがあり、その中で母が激昂して声が大きくなる箇所があります。

それまでの稽古でも母は大きな声を出せていたのですが、私はあえて

「一番怒っている時の謡の声量を標準にして、そこから更に大きくしていけると良いね」と言ってみたのです。

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すると母の謡が劇的に大きくなって、それにつられるようにシテ十郎とツレ五郎の謡も大きくなったのです。

私は「声が大きくなった!」×3乗の感動を味わうことができたのでした。

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しかし、まだまだ満足してはおりません。今回は本を見ながらの素謡でした。

次回来年6月の「全宝連東京大会」では、無本で、更に大きな声で謡ってもらおうと思っています。

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次回の全宝連は、東西の学生が無本で大きな声で謡を競い合う、熱い舞台になってほしいと願っております。

大山崎の梅、桜、松

今日は緊急事態宣言が解けてから初めての大山崎稽古でした。

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謡の稽古は今回から新しい曲「鉢木」です。

人数分の謡本を携えて、宝寺に向かうあの天王山の急坂を登っていきました。

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すると坂の途中でちょっと驚く事があったのです。

坂の路面に「大山崎町」と書かれたマンホールがありました。

そのデザインが「鶯、桜、松」だったのです。

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鶯と言えば「梅に鶯」。梅の花を思い起こさせます。

そして今日これから稽古を始めようという「鉢木」という曲では、シテが「梅、桜、松」の鉢の木を薪にして燃やすシーンがハイライトになっているのです。

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何かとても縁起がいい気がして、良い気分で稽古に向かいました。

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それにしても、大山崎町と「梅、桜、松」は何か関係があるのだろうか…。まさか群馬県の佐野と姉妹都市とか…。

稽古を終えて坂を下りながら、何か手掛かりは無いかと探してみました。

すると…

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ありました!

観光用の大きな地図の看板に、「町の花・鳥・木」として「さくら、うぐいす、赤松」と書いてあったのです。

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なんと、ではマンホールの「鶯(梅)、桜、松」のデザインは、鉢木とは全く関係ない偶然の組み合わせだったのですね。

しかし偶然にしては出来過ぎな気がします。

やはり何か縁起がいい気がして、更に良い気分で次の亀岡稽古に向かったのでした。

8年後には…

先日の松本稽古でのこと。

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新宿を昼過ぎ発の特急あずさで松本に到着すると、まだまだ夏の暑さが残っていました。

松本城近くにある大手公民館に到着すると…

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「こんにちは〜!」

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お母さんと男の子の親子が待っていてくれました。

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お母さん「この子は今日ちょうど10歳の誕生日なんです」

おお!それはおめでとうございます!

ちなみに何歳から稽古を始めたのでしたっけ?

お母さん「4歳からです」

なんと、ではもう稽古歴6年目になるのですね。

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男の子は今「経政キリ」を稽古しています。

扇を2本使う難しい仕舞なのですが、凛々しい若武者の表情で謡も型も大人顔負けの出来映えです。

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しかし稽古が終わると、誕生日プレゼントにもらったという超巨大な雷鳥のぬいぐるみ(彼とほとんど同じサイズ!)と戯れて、すっかり少年の表情に戻っていました。

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鳥や虫、植物や石など自然全般が大好きな彼は、最近京大で植物を研究する大学院生と話す機会があって京大に興味を持ったそうです。

私「じゃあ京大に入って宝生会に入部してよ!」

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男の子は「え〜京大?」と言って笑うだけでしたが、8年後には京大宝生会に期待の新人が入部してくれるかもしれません。

その日を夢見て、これからも頑張って稽古を続けていきたいと思います。

東西合同学生zoom稽古

昨日の日曜日は江古田稽古場にて終日リモート稽古でした。

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SkypeやLINEを使って、松本、京都、東京の澤風会会員さん達と1人ずつ謡の稽古をしていきます。

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日が暮れて最後のリモート稽古になりました。

zoomのリンク先にアクセスすると、それまでの個人稽古と違って何やら賑やかな雰囲気です。

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zoom会議室には、8人の大学生が集まってくれていました。

京大宝生会の2回生から大学院生、また日本女子大、國學院大の学生達です。

普段はこれに自治医科大も加えて、東西4大学が合同で「夜討曽我」の謡の稽古をしているのです。

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当初は8月に2回だけ、夏休み特別企画として東西合同zoom稽古をするつもりでした。

しかしやってみると意外にスムーズに稽古できて、それぞれの学校にとって良い刺激になっていると感じたのです。

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そこで9月に入っても東西合同稽古を継続して、昨日で4回目になりました。

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未だに大学ではオンライン授業が主で、友達と皆で賑やかに過ごす事もできない大学生達です。

せめてこのzoom稽古の中で、全国に同じ宝生流を稽古している仲間がいる事を実感してもらえたらと思います。

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そしてそう遠くない未来に、彼らが現実の舞台で思う存分に競演してほしいと願っているのです。

新人アナウンサーは…

昨日は水道橋宝生能楽堂にて「月浪能特別公演」が開催されました。

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宝生能楽堂の定例公演では、開演前などにアナウンスが流れます。

携帯電話の電源をお切りいただくことや、様々なコロナウイルス対策など重要な内容のアナウンスです。

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そして昨日、そのアナウンスの声が初めて聴く人のものになっていました。

年度がわりで人も入れ替わったのかな…

と思いながら聴いていたのですが、途中で

「何か聴いたことのある声だな…」

と気が付いたのです。

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放送マイクのある事務所に行ってみると…

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やはりマイクの前に立っていたのは良く知っている顔でした。

幼稚園の時からずっと私が稽古をつけている、大学生の女の子だったのです。

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彼女がまだ幼稚園の時に、この宝生能楽堂で開講された謡曲仕舞教室に自分の意思で(!)入門してきました。

それ以来小学生の頃までは、毎回必ず着物を着て(!)稽古に通ってくれました。

その後も江古田稽古場で中学、高校と稽古を続けて、昨年大学に入学してからは「関東宝生流学生能楽連盟」の一員としても活躍してくれているのです。

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その大学生が新年度からの宝生能楽堂定例公演手伝いのアルバイトに入ることになった、というのは前もって聞いていました。

しかし、バイト初日にアナウンスを任されるとは…

しかも長い原稿を淀みなくスラスラと読んでいて驚きました。

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幼稚園から慣れ親しんだ宝生能楽堂で、おそらく能楽公演も少しは観ることができるであろうこのアルバイトは、正に彼女のために打って付けだと思います。

これから事務所の皆さんや先輩に色々と教わって、長く続けてもらいたいと願っています。

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私にとっては、定例公演のアナウンスを聴くのも楽しみのひとつになりました。