本日金沢県立能楽堂にて、稽古会「琥珀の会」が無事に終了いたしました。
私にとっては少々不思議な舞台でした。
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午前中に申合があり、午後から本番が始まりました。
私は見所の正面の特等席に座っています。
そして舞台ではそれぞれ稽古を重ねてきた舞囃子などが、熱いテンションで披露されています。
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ところが”披露”といっても見ているのは私、出番の無い琥珀の会メンバー、メンバーのご家族の合計4〜5名だけなのです。
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普段舞台を正面から観ることが無い私は、何とも不思議な気分になった訳です。
しかし申合を経ての本番では、メンバーによってはそれこそ必死の気合を見せてくれて予想を上回る良い舞台になりました。
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ずっと観ていた私は、「この舞台をもっと沢山の人に観てもらいたい!」
と心から思いました。
今日はまだ「琥珀の会」としては第1回目の舞台でしたが、そう遠く無い未来にはこの会がより充実して一般公開される時が来ると思います。
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その時は私は正面の特等席からは観られなくなるのですが、私にとってはその方がきっと嬉しいことなのです。
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「琥珀の会」の皆さん今回は渾身の舞台をありがとうございました。
また今回参加出来なかった若手OBOGや現役の皆さんも次回以降是非「琥珀の会」に参加して、より賑やかな舞台にしてもらいたいと思います。