佐野弘宜さん結婚披露宴に出席して参りました

今日は宝生流若手能楽師の佐野弘宜さんの結婚披露宴に出席して参りました。

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虎ノ門のホテルオークラでの披露宴でした。

広大な会場に大勢の人々が列席する華やかな披露宴で、料理もとても美味しいものばかりでした。

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しかし、同じテーブルの東川尚史君は、何故かその美味しい料理に殆ど手をつけず、硬い表情をしています。

「どうしたの?」

と聞くと、

「…この後に、各テーブルを回って新郎関係者の祝福コメントをいただくコーナーの司会をするんだよね…」

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なるほど。それは緊張しますね…。

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その祝福コメントコーナーは、東川君の円滑な進行で和やかに終わりました。

テーブルに帰って来た彼は、別人のような晴れやかな顔になっていて笑ってしまいました。

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最後には、新郎新婦の産まれた時の体重と同じ重さのぬいぐるみを自分のご両親に渡す、というセレモニーがあり、色々な感謝の表し方があるものだと感心いたしました。

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去年「道成寺」の披きを無事に終えて、この度は御結婚された佐野弘宜さん。

人生の大きな節目を越えて、これからのますますのご活躍を楽しみしております。

目指せ最多人数更新

今日は午後から江古田で個人稽古の稽古始め、その後に田町に移動しての稽古始めでした。

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江古田では主に舞囃子の稽古をみっちりとして、夕方に終えて急いで田町稽古場へ。

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稽古場の引き戸をカラカラと開けると、中からはガヤガヤと、いつもよりもなんだか賑やかな声が聞こえてきました。

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田町の謡は団体稽古なのですが、今日から新しい方がまた1人稽古を始める事になったのです。

団体稽古は合計で7人になりました。

これは田町稽古場を始めてからの最多人数に並ぶ数字なのです。

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一時は人が少なくなって、稽古場存続が危ぶまれたこともある田町稽古場ですが、ここ2年ほどで着実に人が増えて参りました。

団体稽古の後も、元気の良い韓国人留学生さんや、自治医大の青年なども来てくれました。

結局稽古場が閉まる合図の”蛍の光”が流れるまで、密度の濃い稽古をすることができました。

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例年よりも活気を増して稽古を開始した田町稽古場です。

この勢いで、今年は最多人数を更新できればと思っております。

7年ぶりの楽屋袴

昨日から新年の稽古がスタートしたのですが、なんと今日は早速予定の稽古がキャンセルになってしまいました。

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外は天気も悪く、正月休みに逆戻りして部屋でゆっくりと過ごしました。

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やり残した掃除や、調子の悪いプリンタの調整をしたり。

そしてふと思いついたのが、

「楽屋用の袴を注文する」

ということでした。

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ここ数年で新調した袴はどれも”舞用”の袴です。

それは正絹と言って、全て絹糸で織られています。

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しかし私が普段楽屋で履く袴は、絹糸と化学繊維が織り交ぜてあるものなのです。

今履いている楽屋袴は大分使い込んで、綻びや繕った後が目立って来ていました。

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馴染みの店に電話して、「絹と化繊の交織袴をお願いします。とりあえず前回と同じ寸法で」と言うと、前回のデータを教えてくれました。

なんと前回は、平成24年に注文したようです。

それからもう7年ほど経っていたのですね。

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そして寸法も、今ならもう少し短い方が良いかと思い、前回よりも五分だけ短く注文してみました。

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来月までには出来上がるであろう新しい袴。

ここからまた数年、楽屋での仕事を共にする大切なパートナーになります。

出来上がって対面するのがとても楽しみです。

2020年の初稽古

今日は今年の仕事始めの京都紫明荘組稽古でした。

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月曜朝の日比谷線は普段通りの猛烈なラッシュで、正月気分が一気に吹き飛びました。

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電車を乗り継いでようやく京都の「ゲストハウス 月と」に到着したのですが、11時半頃までどなたもいらっしゃる気配がありません。。

「そう言えば、去年の正月明けの初稽古も、人が少なかったな…」

と思い出しました。

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亭主さんにいただいた”ドライフルーツ入り羊羹”と珈琲を美味しくいただきつつ、のんびりと待っていました。

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すると11時半過ぎから人が集まり出して、結局10人程の方と稽古することが出来ました。

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今年卒業予定の京大新OBも1人来てくれて、また稽古場が賑やかになりました。

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夕方に稽古を終えて、すぐに京大宝生会へ。

現役の皆と新しい仕舞を稽古しました。

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これまでとガラッと違う雰囲気の仕舞を選択する部員が多く、教える方も新鮮な気持ちになりました。

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…新年早々、国際情勢の深刻なニュースや、大規模森林火災の悲惨な報道などがありました。

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私にはやはり世界のために出来る事など殆どありませんが、今年も世の中の平和を願いながら、稽古と舞台に努めて参りたいと思います。

梅若丸の悪戯…?

あっという間に正月三が日が明けてしまいました。

私はまだ少し休みが残っております。

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年末に下町散策をした時のちょっと不思議な出来事を書きたいと思います。

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午後に三ノ輪を出発して、全く行き先を決めずに気の向くまま歩き出しました。

小一時間ほど歩いたところで、

「木母寺」

というお寺の前を通りかかりました。

すると、お寺の名前の下に「梅若塚」と書いてあるのが見えたのです。

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「梅若塚」の存在は知っていましたが、何となく”言問橋”の辺りにあるのかと思っていました。

今いる場所は言問橋よりも随分と北のほうの隅田川沿いになります。

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とにかく境内に入ってみると…

「梅若堂」という小さなお堂があり、その横にひっそりと「梅若塚」がありました。

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小さな塚の横にはやはり小さな柳の木が立っています。

この辺りであの能「隅田川」終盤の慟哭の場面が繰り広げられたのか…

としみじみと思いながら、塚に手を合わせて人気の無い境内を後にしました。

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木母寺を出てすぐのところに綺麗なトイレがありました。

散歩中は綺麗なトイレが中々見つからないものです。ここは寄って行くか、と歩きかけた時のことです…

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私は最近はいつもツイードのジャケットを着ており、ボタンをひとつだけ留めるようにしています。

そのボタンが不意に外れて、ジャケットの前がハラリと開きました。

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「ボタンが取れたのかな?」

と見てみると、ボタンはちゃんと付いています。

なんとなく不思議に思いながらボタンをはめ直してトイレに行って、また先に行こうと歩きかけた時…

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今度はそのボタンがポロリと取れてその場に落ちたのです。

ジャケットは再びハラリと開きました。

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思わず木母寺の梅若塚を振り返っていました。

もしかしたら”梅若丸”が悪戯をしているのでは…

ジャケットのボタンは、丁度子供が手を伸ばして取りやすい高さについているのです。

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その後は何事も起こらずに散歩を再開したのですが、ランダムに歩く先々で、例えば…

“梅若保育園”とか…

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“業平橋”

など、隅田川や在原業平に関わる場所に行き会いました。

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まるで梅若丸に導かれていたような下町散策だったのです。

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今年は何度か能「隅田川」の地謡を謡います。

その折には、またあの「梅若塚」にお参りに行こうかと思っております。

懐かしい空気感

今日は三重県の父親の住む家、つまり私の生まれた家を訪ねています。

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名古屋から近鉄特急に乗り換えると、車窓から見える風景に明らかな”懐かしさ”を覚えました。

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「山の姿、川の流れ。遠の里、橋の景色…」

これは能「頼政」のワキの詞ですが、そう言ったものが、他のあらゆる土地とは何故か微妙に違って見えるのです。

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最近読んだ本で、「動物の持つ超能力」の話がありました。

その例として「鮭が生まれた川に正確に戻って産卵するのは謎の現象だ」

とあったのですが、私には何となく”鮭の気持ち”がわかります。

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似たような川は無数にあれど、本当に”懐かしい”と感じる川は、近づいていくとその匂い、水温、石の形、生態系、などを総合した「空気感」(水ですが…)のようなものが違って感じられると思うのです。

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今日は昨年同様に父親と散歩して、遠くなだらかな低い山並み、ゆったり流れる広い川、静かに広がる田圃、などの懐かしい風景を見てその空気を吸ってこようと思います。

2020年あけましておめでとうございます

皆様 2020年明けましておめでとうございます。

本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

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私は例年通り朝から水道橋宝生能楽堂にて「賀詞交換会」に参加して参りました。

在京職分が新年の挨拶を交わし、舞台で全員並んで家元の御発声のもとで「七宝」を謡いました。

子方を卒業した中学生の男の子が、1年会わないうちに私と同じくらいの身長になっていてビックリしました。

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そして今年から舞台の「揚幕」が新調されたそうです。

色などの見た目は正確に再現されているので、ぱっと見では気がつかないかもしれません。しかし隅々まで綺麗な揚幕を見ると、何やら新年らしく気持ちが晴れやかになりました。

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個人的なことを申しますと今年は、

•8月8、9日(土・日)に「七葉会10周年記念大会」宝生能楽堂

•9月20日(日)に「京都澤風会15周年記念大会」大江能楽堂

•10月18日(日)に「松本澤風会10周年記念大会」松本音楽文化ホール

と、大きな節目が重なる年です。

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夏以降が非常に忙しくなることは間違いないので、

①夏までに身体を鍛えてスタミナをつけること。

②番組作りなど早めに計画的に行動すること。

をとりあえずの今年の目標にしたいと思います。

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このブログも相変わらずなるべく更新して参りたいと思いますので、こちらもどうぞよろしくお願い申し上げます。

2019大晦日下町散歩

日曜日の急な発熱も、その後の30時間睡眠で何とか回復しました。

そして昨日今日は完全休日で、頑張って部屋の掃除をいたしました。

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掃除は無事に終わりましたが、私にはもう一つ年内にやり残したことがありました。

“歩くこと”です。

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今年1年は、とにかく去年よりもたくさん歩くことを心掛けて過ごして参りました。

順調に歩数を増やして来て、今月にはかつて達成したことのない「月間40万歩」を密かな目標に設定していたのです。

目標達成には毎日1万3千歩以上歩くことが必要です。

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しかし一昨日の日曜日は発熱のため、まさかの「17歩」…

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回復した昨日午後と今日1日、掃除の合間を縫って私は東京の下町を歩き回りました。

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能「隅田川」ゆかりの「梅若塚」のあるお寺。

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「2014全国頑張る商店街30選」に選ばれたという人情味あふれる商店街。

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逆さ富士ならぬ「逆さスカイツリー」。

どこから撮ったかわかりますか?

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猪の牙に似た形の「猪牙舟」の模型が置いてあった山谷堀公園では…

「正法寺」という今年お世話になった岩手のお寺と同じ名前を冠する橋に行き合い驚きました。

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そして今年最後の夕陽が沈んで家に帰り着く頃に、目標の「月間40万歩」を達成することができました。

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昨日今日の下町散歩では、ちょっと不思議な体験などもしたのでまた改めて書きたいと思います。

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令和元年も残すところあと3時間になりました。

今年も本当にたくさんの方々に助けていただいて1年を送ることができました。

心より感謝申し上げます。

そして来年もどうかよろしくお願いいたします。

1件のコメント

1年分まとめて…

一昨日松本稽古から帰り、今年の稽古も全て終えて、やれやれと早めに休みました。

そして一夜明けて昨日の朝…

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布団の中で目覚めると、なんだか身体が熱くて怠く、節々が痛みます。。

つまり完全に「熱がある」状態だったのです。

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前日まで元気で、他に喉や鼻など風邪の症状も全くありません。ただ熱が高いだけでした。

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実は昨日は「京大宝生会謡納め」に行く予定で、松本で色々お土産まで買って準備万端だったのです。

でも無理して行ってもし風邪だったら、皆にうつしてしまいます。

泣く泣く断念して、そのまま布団で休むことにしました。

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そしてそれからつい先程まで、食事の時間を除いてほぼ30時間、ひたすらこんこんと眠り続けてしまったのです。

おかげで熱も下がったようですが、ここまで長時間寝られたことに驚きました。

今までの人生で最長記録かもしれません。

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1年間健康で仕事を終えることができた途端に、1年分の不調が”熱”になって出てきて、それを1年分の休養で治したということなのでしょうか…。

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ともあれ、熱は下がって健康体に戻ったので、あとは部屋の掃除を頑張って新年を迎えたいと思います。

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京大へのお土産だった”信州ジビエの燻製3種”

は、今回はお正月に自分でいただこうかと思います。

京大の皆さんごめんなさい、またの機会に必ず持って行きますね。

松本のお店巡り

昨日の松本稽古では、結局特急あずさが50分遅れで松本に到着しました。

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駅から稽古場に急ごうと歩き出してすぐに、

「あれ、先生!」

と声を掛けられました。

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なんと駅前の美味しい鰻屋さん「山勢」のご主人でした。食材の買い物帰りのようです。

松本澤風会会員でもあり、去年松本城薪能の前座発表会では仕舞「鶴亀」を舞われたのです。

お店が有名店で大変お忙しく、稽古はお休み中なので実に久しぶりにお会いしました。

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「これも電車が遅れたおかげか…」

と偶然に感謝しつつ稽古場へ。

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稽古を無事に終えた後に、晩御飯は先月の松本澤風会大会でお世話になった「凡蔵」さんへ。

2階の広間で馬刺しや鴨鍋などを美味しくいただきました。

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2階広間は澤風会の時には舞台と見所になっていた場所です。

そこで晩御飯を食べるのは何とも不思議な感覚でした。

ご主人と女将さんに、

「先日はありがとうございました。どうぞ良いお年を!」と挨拶して、氷点下の寒さの中を宿に向かいました。

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そして今日。

帰りがけに先ずアンティークショップ「古知野屋」さんに立ち寄り、更にイタリアンの「クチーナ西むら」さんへ行きました。

隣の席のご夫婦と少しお話をするうちに、来年の稽古に見学にいらしていただく話にもなり、嬉しく美味しいランチになりました。

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それから松本駅に向かう途中、「相沢酒店」がやっていたので寄り道しました。

今年何回か美味しいお酒を買ったお店です。

女主人さんと少し世間話をして、また美味しいお酒を一本買って今度こそ帰りの特急あずさに乗り込みました。

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昨日今日で松本のお世話になったお店をくまなく巡ることが出来、しみじみと良い稽古納めになりました。

帰りの電車からは、雪化粧をした八ヶ岳が美しく望まれました。