子供パワー
松本稽古場は、何度も書いておりますが「子供率」が非常に高い稽古場です。
昨日も稽古に行くと、澤風会最年少の5歳の男の子が「ザリガニ獲った!」とペットボトルを改造した即席水槽を見せてくれました。
私も小学生の頃にはよくザリガニ釣りをしたものです。松本の子供達は今でもちゃんと(?)川で遊んでいるのだなあと嬉しくなりました。
しかしこの子、稽古が始まるとすごいのです。
今は「西王母」の仕舞を、お母さんの打つ太鼓に合わせて舞う稽古をしています。
合わせ所の謡もきちんと覚えて、待つ所はちゃんと待ってくれます。
この歳で「舞囃子」を舞えている訳で、これは本当に大したものだと思います。
しかも、次は立場を入れ替えて、お母さんの仕舞「西王母」に合わせて太鼓を打つ、ということまで稽古しているのです。
子供がこれだけ頑張っていると、そのパワーに触発されて自然大人も頑張らねば!と思って稽古場全体が活気付いてきます。
10月15日の「松本澤風会」がとても楽しみになって参りました。
昨日はまたもう一つ子供の嬉しい話題がありました。
「先生お久しぶりです」
おお、なんと!松本稽古場の立ち上げメンバーで、現在は結婚して静岡在住の「まきさん」が遊びに来てくれました。
しかもその足元には、そっくりな顔の小さな女の子が。
「2歳になりました」
前に会った時は0歳でお母さんに抱っこされていましたが、今はもうしっかり歩き回っています。
これまで子供達を稽古した経験からすると…
私「再来年くらいから稽古できますね!」
まきさんのお父様も松本澤風会で稽古されていて、上手くいけば三代で舞台で共演、という夢も膨らみます。
昨日は小学4年生のふうちゃんが、既にお姉さんの風格で2歳の女の子の世話をしていたのも、また微笑ましい光景でした。
松本の子供達に沢山の元気をもらった一日でした。