亀岡の花々〜春遠からじ〜
今日は亀岡稽古だったので、久しぶりに「亀岡の花」を見られるかと思っていました。
しかし、京都から山陰線で亀岡に向かうと途中の保津峡駅あたりから…
なんと雪が降り始めました。
亀岡に到着する頃には本降りになり、非常な寒さです。
この雪と寒さでは花どころでは無いな…と思いながらも、この季節に見られるはずの植物を一応探してみました。
すると…
ありました!蕗の薹が今年も顔を出してくれていました。
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他の春の花はどうでしょうか…
ユキワリイチゲ(雪割一華)はこの天気のせいか花を固く閉じた状態でした。晴天ならさぞかし綺麗な群落が見られることでしょう。
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ちなみにこのユキワリイチゲ、学名を調べると「Anemone keiskeana 」
というらしいです。アネモネの仲間だったのですね。
「 keiskeana 」は明治時代の医師伊藤圭介から取られており、この人は「おしべ」「めしべ」「花粉」などの用語を考えた人らしいです。この人がいなかったら、「花粉症」は別の呼び名だったのかも…
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またよく見るアネモネは和名「ボタンイチゲ」という地中海沿岸原産の植物だそうです。
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さらに…
トサミズキ(土佐水木)が芽吹いていました。
育つとちょっと奇怪な見た目になりますが、今は可愛らしい感じに見えます。
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そして…
牡丹も力強く芽を出していました。
この時点でも満開の花を想起させる、とても強いパワーを感じます。
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今日初めて見つけた花は…
「ケクロモジ(毛黒文字)」です。
新芽を包み込むように小さな黄色の花がたくさん咲いています。
新芽が開く前の今の状態が、いかにも早春という感じで良いと思いました。
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この頃には雪が止んで、陽が射してきました。
その陽射しの中で…
福寿草が花を開いていました。
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来る時は雪でどうなるかと思いましたが、やはり色々な植物を見て、春はすぐそこまで来ていると実感できました。
これからまた春から初夏の花々をご紹介できればと思います。