数十年ぶりの”牛若丸”
今日は亀岡での新年会に参加して参りました。
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最後の満次郎師の番外仕舞が「橋弁慶」で、私は”牛若丸”の役を仰せつかりました。
この橋弁慶の牛若丸は、実は私にとっての初役(生まれて初めて演じる役)でした。
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本来なら”牛若丸”は子方が演じる役です。
私はまだ小学生の時に、能「船弁慶」と能「鞍馬天狗」の子方を勤めたことがあります。
ちなみに船弁慶の子方は義経、鞍馬天狗の子方は牛若丸の役でした。
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そして今回、数十年ぶりの”子方”がやはり牛若丸。
これもひとつの御縁なのかと思い、なにか新鮮な気持ちで勤めさせていただきました。
動きは「十二、三ばかりなる小男」に見えたかどうか定かではありませんが。。
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子方は中学生の頃に卒業するものですが、今後もこうした珍しい機会があればまた頑張って勤めてみたいものだと思います。