いつか舞いたい「八島」
今日も京大宝生会夏合宿で1日稽古いたしました。
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私の仕舞稽古には、先輩と後輩の2人1組が代わる代わるやってきます。
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ある組の時に、4回生の仕舞「八島」の稽古を始めました。
すると見ていた2回生が、型を小さく真似してなぞったり、拍子をとったりしています。
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わかりやすく言うと、「ものすごく舞いたそう」なのです。
とは言え流石に2回生に「八島」は難しかろう…
と思ったところで、あることに気がつきました。
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その2回生は高松出身だったのです。
つまり「八島」は”ご当地ソング”なわけです。
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きっと今すぐではなく、いつか舞いたい曲なのだろうと思い、
「よかったら八島スマホで録画しておいたら?」
と言ってみたところ、
「本当ですか!八島いつかやりたいんです!」
と顔を輝かせて録画しながら熱心に先輩の稽古を見ていました。
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自分の故郷が舞台の曲を舞う、というのも大きな目標になります。
近い将来に、この2回生の「八島」を稽古するのもまた楽しみになりました。
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合宿は明日までです。
22時を回ったこの時間でも、まだまだ宿の各所から謡が聴こえてきます。
今回もいつもながら熱い京大宝生会合宿なのでした。