2019京大宝生会夏合宿

今日は京大宝生会の夏合宿にやってきました。

いつもの大原の民宿で、現役達はBOXでの1日稽古から含めるともう4日目になるそうです。

.

就活や院試、また登山や旅行など、各々が自分の夏を過ごした後に、またこの民宿に集まって声を限りに鸚鵡返しをしていました。

.

.

去年よりも1週間遅い日程なので、大原はかなり涼しくなっています。

しかし舞の稽古を始めると、すぐに暑くなってきました。

.

今回は何と言っても、能「竹生島」の稽古があるのです。

シテ、前ツレ、後ツレをとりあえず個別に稽古して、合宿の最後に皆で合わせる計画です。

.

.

シテと前ツレは、塩ビ製折りたたみ式の”船”の作り物を使って稽古しました。

.

後ツレも船の胴を”宮”に見立てて稽古しようとしたのですが、そこではたと困りました。

“床几”が無いのです。

何かかわりになる椅子は無いか…と、大広間から探しに出た瞬間に、素晴らしいものが目に入りました。

よく食堂で見かける「子供用椅子」です。

作り物の中にピッタリと収まる絶妙な大きさでした。

.

更に後ツレが腰掛けると…

「ものすごく落ち着くんですけど…」

確かにこれまた絶妙に、緑色の小さな椅子に収まっています。

この椅子が大広間のすぐ傍にあったのも何かのご縁なのでしょう。

.

明日もこれらのアイテムを使って、「竹生島」の稽古を頑張りたいと思います。

.

.

もちろんそれ以外にも、稽古する仕舞や謡が山積しており、今回も非常に充実した合宿になりそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です