亀岡の花々〜梅雨から夏へ〜
今日は亀岡稽古だったので、午前中に東京を出ました。
大荷物で汗をかきながら新幹線に乗り込んで、やれやれと扇子で涼をとりつつ携帯のニュースを見ると、「関東甲信で梅雨明け宣言」との文字が。
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今週の晴れ間は梅雨の合間のものかと思っていたら、もう夏が来ていたのですね。
しかし亀岡に到着すると、雨が時折パラつく空模様で、関西はまだまだ梅雨の雰囲気でした。
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稽古場では、まず去年の7月上旬の「亀岡の花々」に載せた「半夏生(はんげしょう)」の葉が、もう白くなっていました。
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やはり今年は季節の進み方が早いのでしょうか。
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次に目に付いたのは、下の花でした。
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南天の花です。
南天は「難を転ずる」に通じる名前で縁起が良い木だそうで、江戸時代には火災避けとして玄関先によく植えられたそうです。
そういえば門の脇に植えてある南天をよく見かける気がしますが、あれは火災避けの意味があったのですね。
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次に変わった実を見つけました。
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この植物は「相思子様人参(そうししようにんじん)」という舌を噛みそうな名前でした。
「相思豆」という豆の種子の様な実がなる人参、というのがこの複雑な名前の由来だそうです。
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また、去年は最後の一花を見た記憶がある絶滅危惧種の「オグラセンノウ」が、今年はちょうど盛りでした。
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ナデシコの仲間の可憐な花です。
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ホタルブクロにちょっと似ている花が咲いていました。
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これは「麝香草」という名前で、振ると麝香の香りがするのが名前の由来…
の筈なのですが、実はそんなに強い香りはしないそうです。
なんだかややこしいです。。
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今回は、ちょっと名前のわからない面白い花も咲いていました。
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黄色と白の風車のような花です。
どなたか名前がわかったら教えてくださいませ。
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そして何枚か写真を撮っているうちに、辺りが暗くなって来ました。
やがてバケツをひっくり返したような土砂降りの雨が。
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写真では伝わりませんが、ゴーッという音がする程の凄い降りでした。
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本当に亀岡はまだまだ梅雨だと感じました。
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1週間後もまた稽古に来るので、その時は梅雨明けしているかもしれないですね。
今日はこれにて。
全宝連お疲れ様でした!皆さんの頑張りがビシビシ見所まで伝わってきて、そして確かに何度も引き込まれました。もちろん気になる点もありましたが、それを補って余りある舞台ばかりでした。私も改めてヤル気を貰いました。ありがとうございました。
さて、「黄色と白の風車のような花」、多分クチナシですね。香りはしませんでしたか?
見慣れている栽培用のものはもっと花弁が幅広いのでどうかなと思ったのですが、野生のものは花弁の幅が狭く、また咲いて暫くすると黄変するようです。
取り急ぎ
コムラ様 ありがとうございます。また、他にも何人かの方からクチナシではとのお知らせを頂戴いたしました。おかげさまですっきりいたしました。誠にありがとうございます。