半袖に逆戻り

昨日は松本から東京西荻窪稽古に直行して、夜まで稽古しました。

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私は最近段々と歩く距離が長くなっており、昨日も西荻稽古の帰りに御茶ノ水で下車して三ノ輪までぶらぶら歩いて帰りました。

服装は松本稽古と変わらずなので長袖シャツ1枚です。

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夜の東京は松本と比べると暖かで、歩いている途中でちょっと汗ばむくらいでした。

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そして今日、水道橋での辰巳満次郎師の「あまねく会」申合のために家を出ようとすると、外の気温が意外に高いことに気がついたのです。

暑がりの私は、すかさず半袖シャツに着替えて家を出ました。

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それはやはり正解だったようで、街を歩く人達の多くは上着を脱いで、暑そうにして歩いていました。

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そして「あまねく会」申合でも、先輩能楽師の何人かは汗を拭き拭き謡っておられたのです。

もう明日から11月というのに、これはちょっと異常なのだと思います。。

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しかしこの週末には岩手県での「地水火風」の舞台があります。

流石に11月の岩手県です。

寒さを覚悟して行きたいと思います。

油断せずに…

今日は朝早くに水道橋に行き、「葵上」の稽古を一度だけしてすぐに帰ってきました。

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あとは部屋で台風19号に備えるのみです。

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去年の中国地方の豪雨の時や、先日の台風15号の時などには、その惨状をテレビで見て、被害が出来るだけ少ないように祈ることしかできませんでした。

私の住む東京にも、ついに”その時”がやって来るのでしょうか。

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停電した時の為などの一応の備えは昨日のうちに済ませました。

あとは松本澤風会の番組作りなどをしながら、台風の通過を待とうと思います。

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今日の名古屋での舞台が延期になってしまった仲間から、先ほど来春の代替日程のお知らせがありました。

仲間はもう失意から立ち上がって、前を向いて動き出していたのです。なんだか嬉しくなりました。

幸いに空いている日で、彼のリベンジを全力で応援したいと思います。

また詳細が発表されたら、このブログでもお知らせいたします。

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外はいよいよ風雨が強まってきました。

これから夜まで、油断せずに過ごします。

1000回目の投稿

2017年1月5日にホームページを開設して、同時にこのブログを書き始めました。

その日から、確か2回ほど休みましたがあとは毎日更新して、おそらく今日で1000回目のブログ投稿になると思われます。

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特に明確な目標も無く書き始めたブログが、ここまで続くとは自分でも驚くばかりです。

小中学生の時に何度か試みた”日記”などは、1週間くらいで挫折していました。。

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不思議に続くこのブログ、次は2000回を目指してこれからも淡々と書き続けて参りたいと思います。

今まで励ましのコメントを頂戴した皆様、誠にありがとうございます。今後ともどうかよろしくお願いいたします。

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またブログと並行して日々の稽古と舞台も続いていきます。

今日はこれから京大宝生会の稽古を頑張って参ります。

10月に”夏バテ”とは…

昨日の青森稽古では、さすがに秋の涼しさを感じられるだろうと期待しておりました。

むしろちょっと肌寒いかな…と思っていたくらいです。

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ところが、夜は18〜19℃くらいで少し涼しいと思いましたが、今朝青森駅前の宿を出るとムッとして暑い陽気だったのです。

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10月に入った青森でこの暑さか…

とややげっそりしながら新幹線で東京に戻ると、当然ながら青森よりも一層高い気温でした。

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一体いつまでこの暑さは続くのだろう…と更にげっそりしながらも江古田の個人稽古に向かい、続けて夜の田町稽古に移動しました。

稽古を終えると、なんだか”夏バテ”のような状態になっていました。。

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明日はまた小学校巡回公演で、能「黒塚」のシテを勤めます。

今日よりも少し気温が低い天気予報ですが、なんとかその通りになってほしいものです。

国立民俗学博物館にての公演

今日は大阪の国立民俗学博物館の特別展「驚異と怪異〜想像界の生きものたち」に関連した能楽公演に出演して参りました。

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この特別展は、私の好みの正にど真ん中ストライクの分野のものでした。

しかし今日はあくまでも能「土蜘」の地謡と楽屋の仕事に集中です。

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京都の宿から電車を乗り継いで、「万博公園駅」に到着しました。


あの有名な「太陽の塔」の足元を通って、民俗学博物館に向かいます。

同行した山内崇生さんのお姿も。

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民俗学博物館はかの黒川紀章氏設計の美しい建築物です。

そのエントランスホールにての能「土蜘」の演能でした。

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その「土蜘」以外にも、石黒実都さんが「龍女」に扮しての”動く彫像”というパフォーマンスもありました。

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世界中の妖怪や神獣達が集合した今回の特別展で、いわば日本代表として「土蜘の精魂」と「龍女」が活躍した今日の舞台。

能楽が「想像界の生きものたち」という方向からスポットを当てられるとは、大変に面白い企画だと思いました。

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ただ繰り返しですが、今日はゆっくりと特別展を拝見する時間はありませんでした。

特別展は11月26日までやっているようなので、何とかその期間中に改めて民俗学博物館を訪れたいものです。

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帰り道。

見たことのなかった「太陽の塔の背中」です。

今回の特別展に出てきそうな、なにやら怪しげな太陽が描かれていました。

行きと同様に、同行の山内師、石黒師と共に撮影タイムです。

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そして今は帰りの新幹線で、頂戴した「驚異と怪異」展の図録を開いて至福の時を過ごしております…。

1件のコメント

あんな髪型やこんな扮装に…

今日は早朝より夜まで、大阪のNHKにて、歴史番組の収録に参加いたしました。

「観阿弥と世阿弥」をテーマにした回で、私は下のような髪型や…


さらに下のような扮装になりました。

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今回収録した番組は11月中旬に放映されるということです。

意外な人の意外な姿や台詞があり、きっと楽しんでいただけると思います。また改めて詳しく告知させていただきます。

皆さま是非ご覧くださいませ。

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今日は色々なプロフェッショナルに囲まれて、興味深い経験満載だったのですが、少々疲れましたのでまた改めて書きたいと思います。

院展の迷宮・2019秋

今日は宝生能楽堂にて「五雲会」が開催されました。

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私はその前の午前中に、わずかな時間ですが上野の東京都美術館で「院展」を見て参りました。

田町稽古場の会員さんが毎回出品されているのです。

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行く度に「日本画の迷宮」をあてどなく彷徨うことを楽しみにしている院展です。

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もう7〜8回目になるかと思われますが、最近ではその時の自分の心境によって好みの絵が変わる事に気付きました。

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今回強く魅かれた絵は、

「異形の神々が立ち並ぶ神殿」

「”天狗風”で洗濯物が飛ばされるところ」

「真白い”ヤク”と、その背後の沢山の仏像達」

「バリ島のヴィシュヌ神」

…などでした。

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つまり、何か「人知を超えた存在」をモチーフにした絵に惹かれたようなのです。

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しかし勿論それ以外にも印象的な絵はありました。

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今回最も心に残ったのは、ある二頭の動物の絵でした。

静かに澄んだ瞳で、並んで遠くを見つめる彼らに付けられた題名は「美しい二人」。

二人の佇まいと、その周囲を包む静謐な空気は、本当に美しく見えました。

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その動物は、「ブチハイエナ」でした。

おそらく多くの人々からはあまり良い印象を持たれていないと思われる”ハイエナ”。

しかし我々の持つそういった印象は、所詮一面的にしか過ぎないのです。

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美しい二人のハイエナの姿に、大切なことを再認識させられた気がいたしました。

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田町稽古場の会員さんの絵も勿論素晴らしく、遠くで鳴る雷が聴こえて来るような画風でした。

今週遭遇した雷雨を思い出しました。

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今回も僅かな時間の滞在でしたが、心地よい浮遊感を味わうことができました。

「院展」は明後日まで開催されています。

皆さまもご自分の好みの絵を見つけに、是非院展にいらっしゃることをお薦めいたします。

懐かしい「藝祭」

今日は午前に水道橋宝生能楽堂での「月並能」の申合にて能「鵺」の地謡を勤めました。

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終わって大阪に移動して、これから明日の彦根城能の申合があります。

こちらは能「望月」の地謡です。

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一方で今日から東京上野の東京藝術大学では、通称「藝祭」と呼ばれる学園祭が始まっているはずです。

私が教えている1年生の青年は、今日午後の能楽専攻の発表会の舞台を終えた頃と思われます。

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藝祭は私が在学中の頃も大変な盛り上がりでした。

音楽学部邦楽科では、「葵」という出店を出して、焼き鳥やビールを売っていました。

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能楽専攻の学生達も、店長や焼き鳥係、会計など色々な役を割り振って、慣れない接客業を頑張ったものです。

講師の先生方も入れ替わりでいらして、無礼講で盛り上がったのが懐かしいです。

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藝祭は明後日日曜日まで開催されているそうです。

能楽専攻の舞台は終わっていますが、「葵」はやっているはずです。

また、藝術大学ならではの見応えのある学園祭です。東京近郊の皆さま、よろしければ覗いてみてくださいませ。

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また関西近郊の皆さまは、明日土曜日は是非「彦根城能」

にご来場くださいませ。

彦根城博物館能舞台にて、16時開場16時半開演です。

どうかよろしくお願いいたします。

暑さのピークはいつまで…

今日は夜に田町稽古でした。

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その前に、用事があって先ず水道橋宝生能楽堂に向かいました。

地下鉄日比谷線を秋葉原で降りて、さらに郵便局にも用事があったので、歩いて御茶の水方面へ出発しました。

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いつもなら何でも無い外堀通りの緩やかな上り坂なのですが、今日は途中で尋常ではない汗が出て来ました。

坂を上りきった御茶の水駅の郵便局で、エアコンの空気にホッと一息。

用事を済ませてまた水道橋へ歩き出しました。

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熱中症は大丈夫なのだろうか…

と思うほどの発汗量でしたが、能楽堂に到着してまたエアコンで少し涼んだら、すぐに汗も引きました。

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思えば昨年の今頃は、松本城薪能でもっともっと暑い思いをしたのでした。

暑さは苦手ですが、耐性は意外にあるようです。

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そういえば、昨年の松本城薪能では台風13号の影響に一喜一憂いたしました。

今年もまた台風が近づいているようです。

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今頃から台風がいくつか過ぎて、お盆の終わり頃に少し涼しくなったと去年のブログにありました。

もし去年通りならば、あと1週間ほどで暑さのピークが過ぎてくれるはずなのです。

それを信じて、明日からまた暑さに負けずに稽古して参りたいと思います。

東京五輪に向けたプレイベント

今日は国立能楽堂にて、2020東京オリンピック・パラリンピックに向けたプレイベント「ESSENCE能」に出演して参りました。

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今から55年前の前回の東京五輪の時には、10日間にわたる大規模な能楽公演があったそうです。

そして来年の2020東京五輪期間中には、なんと合計12日間にわたって”史上最大規模”の能楽公演が企画されていると伺っております。

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スポーツの祭典であるオリンピックに向けて、来年は全世界から物凄い数の人々が日本にやって来ることでしょう。

せっかく日本で開催されるのですから、その方々にスポーツだけでなく日本の伝統文化も味わっていただくというのは、とても大事なことだと思います。

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私は残念ながら今後の人生においても、五輪競技に選手として参加することは出来そうにありません。

しかし能楽師として、来年の五輪期間中に日本全体を盛り上げるためのお手伝いが少しでも出来るならば、それは有り難く嬉しいことです。

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今日はその来年のためのプレイベントに参加させていただき、大変意義深い1日になりました。

そして遠い先だと思っていた東京オリンピック・パラリンピックが、今日1日の体験でなんだか目前のことのように思えてきたのでした。