今日は予定していた稽古がキャンセルになり、ぽっかりと空いた1日になりました。
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なので、先延ばしにしてしまっていた京都澤風会の番組を作ろうと、”ゆいの森あらかわ”に向かいました。(家では作業出来ない人間なのです…)
外は台風一過の晴天でしたが、風はまだ時折強く吹いていて、テラスに出ると本を読むのにちょっと苦労するほどでした。(番組作りは…?)
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風に吹かれながら、今回の台風21号の恐ろしさを改めて思い返しました。
昨日の午前中のこと。
京大宝生会と私は、仁和寺駅から嵐電に乗って北野白梅町へ移動しました。
北野天満宮に素早く参詣後、まだ動いていた市バス203に乗り、烏丸今出川で私は京大宝生会と別れて下車。
それから速やかに地下鉄烏丸線で京都駅へ向かいました。
新幹線ホームに上がると、ちょうど11時5分発の”のぞみ”が定刻にやって来たところでした。
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乗り込んでホッとしたのも束の間、車内アナウンスが。
「米原地区強風の為、ただ今より運転を見合わせます」
なんと…これは暫く待って動かなければ、降りて京都市内で台風の通過を待つか…、と覚悟しました。
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幸いに間もなく「強風がおさまったので、発車いたします。」とアナウンスが流れて、のぞみは京都駅を出発しました。
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名古屋まではノンストップで到着し、風雨も少し落ち着いたように見えました。
しかし静岡県に入った辺りから再び嵐になり、窓外が雨の飛沫で全く見えない状態になりました。かつてこれ程の状態は見た覚えがありません。
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いつ止まるか、徐行運転になるか…とハラハラしながら、見えない車窓を見ていたのですが、不思議に新幹線は止まることなく新横浜に無事に到着しました。
そして更に品川駅に無事滑り込んだところで、私は「やれやれ、ここまで来れば安心」と、ホッとため息をつきました。
ところがまたその瞬間にアナウンスが。
「東海道新幹線はただ今より、上下線とも運転を見合わせます。再開には相当な時間がかかる見込みです。」
なんと…
しかし品川ならば在来線が通っています。他の乗客と共に下車して、山手線に乗り換えて無事に帰宅出来たのでした。
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そして帰宅後のニュースや様々な映像で、京阪神の惨状を知りました。
我々がつい午前中に参詣した北野天満宮や仁和寺が、倒木などで大変な被害を受けています。
また嵐山渡月橋や、下鴨神社も。
更にはつい先ほど新幹線に乗ったばかりの京都駅の天井が崩落して、怪我人が何人も出るという信じられないニュースも見ました。
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大阪や神戸は、高潮や猛烈な風で更に大きな打撃を受けていました。
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京都の知人達はとりあえず大丈夫そうですが、大阪神戸の方々が本当に心配です。
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今回の台風で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、また未だ続く停電や交通障害などの1日も早い復旧を併せてお祈りいたします。