自治医大の集中力

今日は自治医大宝生会の稽古に行って参りました。

先日の「関宝連」は、6年生の地元実習の関係で、本番2日前に1度だけしか稽古できずに本番を迎えました。

しかも私自身が関西で舞台があり、仲間の若手楽師に自治医大の事をお願いして関西に向かったのです。

今日自治医大に到着すると、真っ先にその関宝連の様子を聞いてみました。

すると笑顔で「いや〜絶対無理だと思っていたのに、本番はノーミスで出来ました〜!」

おお!さすが普段から集中力が求められる医大生です。

1度だけの稽古の音源や映像で、本番直前までみっちりと自主練したようです。

そして今日は、来週末に迫った「全宝連京都大会」に向けての稽古です。

関宝連前は差し迫った本番のための必要最低限のことしか言えなかったのですが、今回はまだ時間もあるので、より細かな稽古ができました。

自治医大はこれでもう全宝連本番を迎えるわけですが、彼らは今回もここから集中して自主稽古をしてくれるはずです。

6月30日の全宝連本番は、今度こそは私も行けるので、金剛能楽堂での彼らの奮闘をしっかりとサポートしたいと思います。

太鼓と舞働のリンク

今日は江古田稽古でした。

夕方に来られた会員さんは、今日初めて「舞働」の型を稽古しました。

その方は金春流太鼓の稽古を一昨年からされていて、ある程度太鼓の手はわかっていると思われました。

なので、先ず「舞働」の型を一通り稽古した後で、

私「舞働の最初は太鼓の”テレツクテレツク…”という打込みの途中で始まるのです」

と太鼓の手を打ちながら説明してみました。

ところがその会員さんは一瞬ポカンとされて、少し時間が経ってから、

「え?あの太鼓の手の、ここで舞が始まるのですか!」

と、驚いた顔をされたのです。

私も一瞬ちょっと驚きましたが、思えば太鼓の稽古では太鼓の手を覚えるのに必死で、それが舞とどのようにリンクするのかまで考える余裕は無いのでしょう。

しかし、今日のように「太鼓と舞がここでこうやってリンクしているのだ」と改めて認識できるのは、お囃子を稽古されている方の特権でもあるのです。

きっとその会員さんは、舞働をより立体的に早く会得してくださるだろうと思います。

仙台の茶豆!

今日は青森から仙台稽古に移動しました。

仙台では稽古の前によく立ち寄るマーケットがあります。

仙台駅近くの巨大なアーケード街にある、

「みやぎ・みちのくカイタク市場」

です。

店内には東北の様々な名産品が並んでいて、見て回るだけで楽しい旅行気分が味わえるのです。

「三陸牡蠣カレー」や「バターチキン風ホタテカレー」などは安くて非常に美味しく、これまでに何度も購入しました。

そして外には生鮮野菜が並んでいます。

どれもお安いですね。

そして目についたのが…

私の大好物である「茶豆」でした!

「めっちゃ甘くて香りが豊か‼︎」

と書いてあり、これはもう…

即買いです。

今は帰りの新幹線なのですが、帰ったら遅めの晩御飯で早速茹でていただきたいと思います。

楽しみです…!

夏の始まり

今朝起きると、東京は天気予報通りの強い雨でした。

私の自宅は地下鉄日比谷線三ノ輪駅から徒歩2分なのですが、昼頃に家を出てから2分で傘があっと言うまにぐしょ濡れになって、三ノ輪駅に到着しました。

しかしこの先は傘はいらない道中なのです。

上野駅から東北新幹線に乗り、一気に青森まで。

新青森駅で東北新幹線を降りると、ムワッとする熱気が身体を包みました。

大雨の東京とは打ってかわって、青森は今日最高気温30℃の夏の陽気だったようです。

夜7時を過ぎてもまだ日が残っており、ついこの前まで肌寒い思いをしたのが嘘のようです。

青森稽古場ではまだ冷房が使えなくて、仕舞稽古をすると皆さん汗をかいておられました。

もちろん私も舞っていると暑さを感じて、今年もまた文字通り稽古や舞台に”汗水を垂らして”取り組む夏がやって来たのだと実感したのでした。

亀岡の親子能楽教室

今日は亀岡稽古だったのですが、通常稽古の前に「親子能楽教室」の稽古をいたしました。

お母さんと子供が一緒に謡と仕舞を稽古します。

曲は謡も仕舞も「高砂」です。

夏の間に定期的に稽古して、9月にその成果を舞台で発表するのです。

亀岡稽古場には立派な能舞台があるので、このような能楽教室をするのには大変好都合なのです。

謡と仕舞だけで無く、正座しての正式な挨拶や、「鏡板」や「橋掛」の意味、また”ひだり”と”みぎ”は”お日様”と”水”に関わる言葉だという事などなど、色々な豆知識も挟みながら進めていきました。

お母さんもお子さんも興味津々という感じで、この機会に能楽を通じて日本古来の様々な決まり事や考え方も知ってもらえたらと思います。

6、7、8月の間、亀岡親子能楽教室の稽古も頑張って参ります。

思いがけない再会

今日は水道橋宝生能楽堂にて、宝生流定期公演の能「春日龍神」の地謡を勤めました。

シテは佐野弘宜さんでした。

佐野弘宜さんのお弟子さんで、一時期京都に引っ越して私のところで稽古していたお母さんと男の子がいます。

このホームページにも写真を使わせていただいているのですが、当時は男の子はまだ幼稚園児で、本当に小さかったのを覚えています。

その後、親子はまた関東に戻られて、再び佐野弘宜の元で稽古を再開されました。

それから数年会っていなかったのですが、何と今日はその親子が佐野弘宜さんの「春日龍神」を観にきてくれたのです。

能が終わってロビーに出て行くと、向こうから見覚えのある親子が走って来ました。

しかし男の子は面影は変わらないけれど背丈が倍くらいに大きくなっていました…!

聞けばもう小学6年生で、いわゆる”お受験”に突入しているそうなのです。

いつの間に6年も経っていたのですね…

男の子は私の事など忘れてしまっているかと思いきや、以前に澤風会に出てくれた時に番外で私が舞った舞囃子「春日龍神」の事をちゃんと覚えてくれていて、それも大変嬉しい事でした。

今は稽古が嫌になる時もあるそうなのですが、私も丁度小学6年生くらいの時に稽古が嫌になってお休みした期間があった事を伝えて、気長にやってくれるようにお願いして、またの再会を約して楽屋に戻りました。

この先高校や大学で能楽部がある学校に入ったら、是非そこで能を続けてもらいたいものです。

その時にまた思いがけないタイミングで再会出来ると嬉しいですね。

和洋折衷言語での稽古

今日は久しぶりの京大稽古でした。先月の「関西宝連」以来の稽古になります。

「関西宝連」では素謡「鶴亀」だけの出演だった新入生達は、来る6月29.30日の「全宝連京都大会」で仕舞デビューすることになっています。

新入生の仕舞を1人ずつ本格的に稽古するのは初めてだったのですが、既に関西宝連で謡を稽古した効果が出て、シテ謡がちゃんと謡の声になっていて驚きました。

またカナダからの留学生も仕舞「紅葉狩」を出すので、2回生の先輩が稽古をつけていました。

その稽古が英語を交えたとても面白いものでした。

「ユア上半身キープストレート!(上半身を真っ直ぐに!)」

「ライク キング!(王様みたいに胸を張って!)」

「フットは全部キープグラウンド!(足の裏を地面につけたままで摺り足!)」

という和洋折衷言語で、聞いていてちょっとニヤリと笑ってしまいました。

でもこの稽古を受けた留学生さんは意味を良く理解して型をやっていて、中々に筋が良いのです。

全宝連までにはまだ稽古があるので、より精度を上げて、良い仕舞になるように私も頑張って稽古したいと思います。

私は日本語しか使えないのですが…。

高台寺の舞台が無事終了いたしました

京都高台寺にての太閤秀吉と寧々様に関連した3日間の催しが先程無事終わりました。

夜に降り出した雨は催し終了後に本降りになり、ギリギリセーフでした。

また仕事の山場をひとつ越えて、次は学生の全宝連に照準を合わせて稽古を頑張って参りたいと思います。

関宝連と高台寺が無事終わりました

今日の宝生流は各地で色々様々な催しが重なっていました。

私の関わる舞台では、まず水道橋宝生能楽堂での「関宝連」です。

私は行けなかったのですが、自治医大能楽部が仕舞と素謡を頑張って無事に終えられたと連絡を受けて安堵いたしました。

一方私と言えば、先ず午後に大阪での「七宝会」で能「梅枝」の地謡を勤めて、終わってすぐに京都高台寺に移動して夜に能「明智討」に参加いたしました。

…今日の全てが何とか無事終わって、明日はまた高台寺での新作能「寧々」に出演させていただきます。

一度気持ちをリセットして、また明日の舞台に向けて頑張って参りたいと思います。

寧々様ゆかりの高台寺にて

今年は豊臣秀吉の正妻「寧々」様の四〇〇年遠忌にあたるそうです。

本日は秀吉の死後に寧々様がその菩提を弔うために建立されたという「高台寺」にて、秀吉が作った「太閤能」のひとつである「明智討」が演じられました。

辰巳満次郎師が明智光秀、辰巳和磨さんが太閤秀吉を演じて、京大宝生会の若手OB4人も立衆と地謡で参加させていただきました。

明日も同じく「明智討」が演じられ、明後日には新作能「寧々」も演じられます。

私は「高台寺の住僧」を勤めさせていただきます。