亀岡の花々〜アサギマダラと三七草〜
先週金曜日、午前中に大山崎で「鶯、桜、松」のマンホールを見つけて驚いたその後に、久しぶりの亀岡稽古に向かいました。
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10月上旬の亀岡稽古では、毎年「藤袴」の花と「アサギマダラ」という蝶に出会うのを楽しみにしております。
去年はその時期に稽古が中断されていたので、今年こそは会いたいものです。
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亀岡稽古場に早めに到着して、早速「藤袴」のところに行ってみると…
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いました!アサギマダラです。
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最初の写真は偶々止まっていますが、今年のアサギマダラは非常に元気良く飛び回っていました。
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私にぶつかりそうになるほど近くを飛んだりして、何か2年ぶりの亀岡での再会を喜んでくれているようで嬉しくなりました。
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再会に満足して、まだ稽古まで時間があったので他の植物も見に行ってみました。
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「紫式部」の実が今年も鮮やかな紫に実っていました。
今年は能「源氏供養」を舞ったので、この紫の実が成っている京都北山の”紫式部墓所”にお礼参りに行きたいと思いました。
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更に歩いていくと、またしても驚く光景に出会いました。
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初めて見る黄色い花が咲いていました。
綺麗だなと思い、近寄って写真を撮ろうとしてハッとしました。
なんとその黄色い花にアサギマダラが止まって吸蜜していたのです。
藤袴以外の花で吸蜜しているのを私は初めて見ました。
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この花は「サンシチソウ(三七草)」という外来種だそうです。
調べると藤袴と同じキク科で、このサンシチソウの仲間もアサギマダラが蜜を吸う対象になっているようでした。
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「充分に栄養をとって、はるか遠くの南の国への旅に備えてくれよ」と思いながら、満足して稽古に向かったのでした。
私も先日植物園でフジバカマに留まるアサギマダラを見つけ、思わず写真を撮ってしまいました。
植物は全くの素人で、説明の札がないと全然分からないのですが、この時期しか出会えない昆虫や花を見つけるのは楽しいですね~。