“秋”を満喫した薪能
今日は群馬県の甘楽町にある「楽山園」という”大名庭園”で開催された「甘楽薪能」に出演して参りました。
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午後に最寄駅の「上州福島」に到着すると、日差しがとても強くて夏の名残の暑さでした。
上州福島駅は、小さな電車の止まる小さな無人駅です。
私はこういう駅舎が何故か好きなのです。
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楽山園に到着して少しすると、日が傾いて気温が急速に下がっていきました。
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高く晴れた空には、数え切れないほど沢山のアキアカネが飛び交っています。
乾いた風に芒がたなびいて、辺りは一気に秋の景色に変わりました。
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そして日が暮れると、今度は秋の虫の大合唱です。
「面白や 千草にすだく虫の音の 機織る音は きりはたりちょう」
という能「松虫」の一節そのままの風情でした。
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薪能の演目は能「黒塚 白頭」で、こちらも秋の雰囲気にぴったりな曲です。
満員のお客様もきっと”秋”を満喫されたのではないでしょうか。
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舞台が無事に終わって、またあの小さな上州福島駅に戻って来ました。
やって来た電車に乗り込むと、車内のいたるところに絵が貼ってあります。
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これはなんの企画だろう…と思って見回すと、
「絵手紙列車」でした。
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こんな絵手紙や…
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こんな絵手紙。
終点の高崎駅まで、色んな絵手紙を楽しみました。
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三ノ輪の家に帰って少し休んだら、明日は早朝から京都に移動して、いよいよ「第14回澤風会京都大会」です。
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良い舞台になるように、精一杯頑張ろうと思います。