四つ葉のクローバー
昨日の松本稽古でのこと。
小学2年生の男の子とお母さんは、仕舞「加茂」を稽古しています。
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小学2年生ながら既に稽古歴3年になる男の子は、難しい「加茂」の足拍子(謡に合わせてリズムを変えて22連発!)も何度か繰り返すと出来るようになりました。
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「よく出来ました!」
と挨拶して稽古を終えると、彼が何やら手に持って、私に差し出してくれました。
見れば細い茎の先端に小さな葉っぱが何枚かついています。
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私「おお、これは”四つ葉のクローバー!」
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以前に、京都のヤサカタクシーに「四つ葉タクシー」が1300台のうち4台だけあるという話を書きました。
こちらは本物の「四つ葉のクローバー」です。
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調べると、クローバーに「四つ葉」が出現する可能性は大体10000分の1だそうです。
四つ葉タクシーよりもかなり珍しいのですね。
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しかし男の子のお母さんは、
「私達は”四つ葉のクローバー”を見つけるのが得意なんです。よく見つかる原っぱがあるのですよ!」
男の子も、うんうんと頷いています。
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見つけると幸せになるという「四つ葉のクローバー」。
それをよく見つけるということは、きっと幸運がたくさん訪れる親子なのでしょう。
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親子でクローバーを探したり、折り紙に夢中になったり、その一方でドッヂボールで活躍してちょっと足首を痛くしたり…
松本で伸び伸びと成長する男の子の日々は、確かに眩しいような幸せに彩られているようです。
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私もその幸運のご相伴にあずかろうと、貰った「四つ葉のクローバー」を鞄の中の文庫本に大切に挟んだのでした。