六條院公園
京都市内に前々から気になっていた公園があります。
その名も「六條院公園」です。
そう、あの能「融」の舞台となった源融の邸宅「六条河原院」を想起させる名前の公園なのです。
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中は至って普通の、ジャングルジムやブランコなどがある小さな公園です。
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場所は六条河原院跡から少し西に外れた所にありますが、数年前に最初に通りかかった時には、
「きっと何か融と関わりがあり、立て札の1枚くらい立っているかも…」
と期待して公園を一回りしてみたのですが、何も由緒書きなどは見つからず、がっかりした覚えがあります。
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しかし今日また通りかかって、念のため中を覗いてみると、何と新しい立て札らしき物が目についたのです。
ひと目見て、「そうか今年の大河ドラマのおかげで作られた立て札か!」
と気がつきました。
源融は光源氏のモデルとされているのです。
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しかし立て札を読む限り、この「六條院公園」と「六条河原院」には直接の関わりはないようでした。
立て札の内容で興味を惹かれたのは、
「平安時代の池の跡が六条河原院付近で発掘された」というものです。
今の五条通りの北側にその池の跡はあるようで、正にそこが能「融」の舞台となった場所かもしれないのです。
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今日は四条から京都駅方面に南下する途中で六條院公園に立ち寄ったので、五条まで戻ることはしませんでしたが、日を改めて六条河原院の池の跡を探しに行ってみたいと思います。