久々の巡回公演
今日は文化庁巡回公演で埼玉県の小学校に行って参りました。
約1年ぶりの巡回公演です。
小学校の体育館に立派な能舞台が作られており、子供達は正面も脇正面も舞台ギリギリまで近付いて座って、正に間近で能狂言を体感することができます。
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今日は午前中に1〜3年生、午後に4〜6年生の2回公演でした。
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午前中1〜3年生公演では、最初の狂言「盆山」から非常な盛り上がりを見せてくれました。
「笑い」というより「爆笑」です。
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そして能「黒塚」では、後シテ鬼女とワキ山伏が”イノリ”で対決するシーンで、子供達の大半がワキと一緒に数珠を揉む動作をして鬼女と闘っていました。
まるで遊園地のヒーローショーみたいな盛り上がり方です。
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午後の4〜6年生公演はどんな盛り上がりかと思っていたら、一転して”大人しい”雰囲気で、
「上級生になるとこんなに大人になるものか」
と驚きました。
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ともあれ、4〜6年生も最後の「附祝言千秋楽」を一緒に謡うまで、熱心に公演を鑑賞してくれました。
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雰囲気こそ違え、子供達みんなの心どこかに”能楽”が刻み込まれたのは間違いないでしょう。
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毎回楽しみにしている巡回公演、次の小学校公演は秋になります。
また違う子供達に、頑張って能楽を伝えていきたいと思います。