ビルの間に光る稲妻は…

昨晩の事です。

私は松本稽古を休みにして、東京三ノ輪の自宅で過ごしておりました。

外は天気予報通り大雪です。

20時頃だったでしょうか。

急に外がピカッと光った気がしました。

何かの事故だろうか?と心配になり、カーテンの隙間を開けて外を見ていると、

「ゴロゴロ…」

と腹に響くような音が聞こえてきました。

まさか…雷⁈

すぐに頭に浮かんだのが、

「葛城や 木の間に光る稲妻は…」

という葛城クセの一節です。

雪の中で鳴る雷というものを、私はこの謡の中でしか知りませんでした。

北陸では見慣れた光景という事を聞き、いつの日か北陸で見る事があるだろうか…と想像していたのです。

それがまさか東京の自宅で体験する事になろうとは…

半信半疑で外を伺っていると、再びピカッと稲妻が光り、ゴロゴロと雷鳴が轟きました。

間違い無く大雪の中で鳴る雷です。

「ビルの間に光る稲妻」か…

と不思議な感動に包まれました。

後でニュースを見て、これは「雷雪」という世界的にも珍しい現象だという事を知りました。

ちなみに2018年1月10日のブログ「木の間に光る稲妻は」で葛城クセなどにまつわる話をしていますので、よろしければご覧くださいませ。

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