先ほどまで私は京都大学吉田構内の文学部2号館内の教室にて講義を受けておりました。

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…と言っても、またもや大学に入り直したという訳ではありません。

文学部のフランス人女性の先生主催のワークショップに、先輩の女性能楽師が講師として参加されたので私も京大宝生会現役達と共に拝聴してきたという訳なのです。

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「女性と教育」

というテーマで、先輩楽師はご自分の能楽師として、また母親としての経験を話されました。

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その中で、「自分の娘を育てていく過程において、子供の目線から、また子育てをするお母さんの目線から、能楽は子供達のために何が出来るのか、何を求められているのかを考えて来ました」

というお話がありました。

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これは「能楽師」であり、「母親」であるという立場で初めて体感できる事です。

これまでの私には無かった視点であり、新鮮に感じました。

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無論私は「お母さん」にはなれませんが、「お母さんの目線」を想像して子供向けの能楽教室などに活かしていくのは大切だと思います。

今日の「受講」は大変意義深いものでした。ありがとうございました。