蝉丸ゆかりの神社を訪ねて(後編)
前回のブログ更新以降に仕事が立て込んでいて、すっかり更新が遅くなりました。
先週に能「蝉丸」ゆかりの神社を訪ねた時の模様の”後編”をお届けします。
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国道161号線を大津から京都方面に歩いていくと、やがて道端に滋賀県発祥の「飛び出し坊や」が見えてきました。
しかし何か変です…
なんと飛び出し坊やならぬ「飛び出し蝉丸」でした。
そうです。
ここが最初の目的地「関蝉丸神社下社」だったのです。
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関蝉丸神社下社は、参道を京阪電車の線路が横切っているという面白い構造でした。
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境内には、能「蝉丸」にもでてくる”関の清水”
がありました。
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そして参拝を終えて帰ろうとすると…
鳥居の横で蝉丸さんが見送ってくれました。
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「下社」を後にして上り坂の国道を京都方面に少し歩くと、国道161号線はやがて国道1号線と合流します。
道の向かいに紅い鳥居が見えてきました。
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「関蝉丸神社上社」です。
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国道からすぐにかなり急な階段を登っていきます。
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階段の途中の踊り場には「蝉丸」の額が。
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小ぢんまりとした本殿に参拝して、時計を見るとまだ時間に余裕があります。
3箇所目の「蝉丸神社」まで足をのばす事にしました。
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国道1号線をまた京都方面に上っていくと、まずは「逢坂山関趾」の碑を見つけました。
ここを境に国道1号線は京都方面に下っていく道になります。
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この関趾の碑のすぐ先に「蝉丸神社」がありました。
距離感から考えると、蝉丸が捨てられた場所と一番近いのがこの「蝉丸神社」なのではないでしょうか。
この神社も急な階段の上にあります。
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そして立派な舞殿の向こうに本殿がありました。
この本殿の正面に舞殿があるという構造は、実は「関蝉丸神社下社」、「上社」、「蝉丸神社」に共通の構造でした。何か意味があるのでしょうか?
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そしてこの舞殿が、3箇所とも実に「仕舞」を舞うのにピッタリの雰囲気でした。
なので最初の「関蝉丸神社下社」の舞殿で、仕舞「蝉丸」を奉納してしまおうかと本気で思ったのです。
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しかし、舞殿に上がる前に念のため辺りを見廻すと、なんと線路の向こうの日本料理屋さんからこちらが丸見えで、複数のお客さんと目が合ってしまったのです。。
舞わなくて良かったです。
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こうして無事に3箇所の神社に参拝して、京阪電車に乗って逢坂山を後にしたのでした。
もしもまた時間がとれたら、今度は京都側から逢坂山に向かって「逆髪」の気分を味わってみたいと思います。