谷中を歩けば…
おとといの院展鑑賞記に、「今は行ける場所がごく限られてしまっている」と書きました。でも裏を返せば「限られてはいるが行ける場所はある」のです。
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その場所のひとつが”徒歩で行けるご近所”です。
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今日は午前中に水道橋宝生能楽堂にて「五雲能」の申合があり、その後に自宅から歩いて行ける「谷中」の界隈を散策して参りました。
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谷中は東京芸大からも近く、芸大生だった頃にも度々散歩した思い出深い街です。
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小さな路地が迷路のように入り組んでおり、その奥には例えば…
小さなお稲荷さんがひっそりとあったり…
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古いお地蔵さんが祀られていたりします。
山手線の内側とは思えないような風景が点在しているのです。
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“現代版・黒塚”みたいな物凄い家を発見。
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味のある石垣と石段、そして猫一匹…
よく見ると陶器の猫でした。
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猫と言えば、今日の谷中では何故か猫にたくさん会いました。
ねこ注意。この写真だけで何匹の猫がいるでしょうか?
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ところがこの電信柱を回り込むと…
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なんとさらに猫だらけでした。
「谷中を歩けば猫にあたる」という感じです。
谷中は猫好きな方には是非おすすめいたします。
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まだまだ歩いていくと…
三ツ辻の角に大きな木が。樹高15m以上はあるでしょう。
その大木の根元に隠れるように…
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なんとも懐かしい佇まいのパン屋さんがありました。
まるで私の子供の頃のような”昭和の風景”です。
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売っている物は割と現代的でした。
あの木はどうやら「ヒマラヤ杉」のようですね。
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散歩の最後にもう一本、ある木を見に行きました。
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知る人ぞ知る、谷中の最北端、つまり台東区最北端に立つ木(枝垂れ桜)です。
写真右下の尖った角までが台東区、ここより北は私の家のある荒川区になります。
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という訳で、ご近所の谷中を散策するだけでも、たくさんの楽しい風景や出来事に遭遇する事ができました。
皆さんもよろしければ谷中を歩いて、写真の場所を探してみてくださいませ。
きっと別の意外な風景ともたくさん出会えると思います。