五雲会の能「龍田」無事終了いたしました

本日宝生能楽堂にて「五雲会」が開催され、私の能「龍田」もおかげさまで無事に終了いたしました。

あいにくの雨にもかかわらず、300人近いお客様にいらしていただきました。

誠にありがとうございました。

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「龍田」は舞台上にある宮の作り物に中入してその中で着替えるので、一度幕から出ると最後まで舞台にいることになります。

曲が終わって楽屋に戻って時計を見ると、丁度90分が経過していました。

私がこれまで舞った中では長丁場の部類に入る曲です。

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しかし、8月15日の「兼平」、9月6日の「歌占」に比べると気温が低い分だけ消耗も少なく、最後まで冷静に舞えた気がします。

「キラリと光る型」がちゃんと光ったかは自分ではわからないのですが…

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そして自分の「龍田」が終わった後には、紋付に着替えてまた楽屋に降りました。

今日の留めの能「忠信」は、合計10人のシテとツレが出演するので楽屋は大忙しなのです。

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シテ上野能寛君は今日の「忠信」が初シテでしたが、私も10数年前にこの「忠信」で初シテを勤めたのです。

感慨深い気持ちでツレ義経の装束付けなどを手伝いました。

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今日の五雲会で私の今年のシテは全て無事に終わりました。

しかし年内の仕事はまだまだ続きます。

明日からまた新たな気持ちで頑張って参りたいと思います。

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本日お越しくださいました皆様、重ねて心より御礼申し上げます。

ありがとうございました。

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