七宝会での能「歌占」無事終了いたしました
本日香里能楽堂にて「七宝会」が開催され、私は能「歌占」のシテを無事に勤める事が出来ました。
コロナウイルスに加えて台風10号の影響もある中で、驚くほど大勢の方々にご来場頂きました。誠にありがとうございました。
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約3週間前に「兼平」を終えて、その後今日までブログの更新が滞っており、誠に申し訳ございません。
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「歌占」という能は大変に魅力的で興味深く、稽古段階からブログのネタには事欠かない曲ではありました。
しかし、それ以上に謡も舞も非常に「手強い」曲でもあったのです。
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「兼平」の後からの短期間でこの手強い曲と真正面から向き合うのは、かなり神経を使うことでした。
またそれと並行して、間もなく開催予定である、延期されていた「第7回澤風会郁雲会」の開催に向けた稽古や準備も色々とする必要がありました。
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諸々と削ぎ落とされたあとのギリギリの時間を総て「歌占」に注ぎ込んで、この3週間を過ごしました。
舞台上で実際に”神懸かり”になることを目標にして稽古して参りましたが、そのように見えたかどうか、またご覧になった方々に伺ってみたいものです。
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今は東京に戻る新幹線です。
この中でひと休みして、明日はいよいよ澤風会郁雲会の申合です。
また気持ちを入れ替えて、帰って明日への準備を進めたいと思います。
いつも大変お世話になりまして有難うございます。
巽会の萩原でございます。
コロナの影響で観能の機会が減り、ネットで情報を手繰り寄せている時に先生のブログと出会いました。
毎回楽しみに拝読致しております。
昨日の「歌占」は圧巻！
大好き曲を最高の形で見せて頂きました！
松江から駆けつけた叔母も大満足の様子でした。
有難うございました。
萩原様 こちらこそいつもありがとうございます。歌占は難しい曲でしたが、何とか無事終えられて安堵しております。今後ともよろしくお願いいたします。
澤風会の伊東静夫です。
コロナ禍の中、この日に催された七宝会は私の思い出に残る舞台でした。「三輪」も素晴らしい舞台でしたが、それにも増して、澤田先生の「歌占」は圧巻でした。先生の芸をどうのこうのいう資格は全くありませんが、無形文化財総合指定を受けられ、一皮も二皮もむけて、更により深い境地に足を踏み入れられたと感じ、嬉しくてなりません。地謡出演がなくなったお陰で、澤田先生の足を引っ張らなくて良かったと思いますし、客席からしっかり鑑賞することが出来て、幸せでした。澤田先生の弟子になって良かったとつくづくと感じております。今後ともよろしくお願い申しあげます。
どうもありがとうございます。大勢の方々にご来場いただき、見所から力を頂戴して何とか最後まで舞い終える事が出来ました。こちらこそ今後ともどうかよろしくお願いいたします。
ただ歩くだけでフラフラになる暑さの中、一時間余も、厚い装束と面を付けて、大きな声で謡ったり激しい舞をなさるのは生半可なご精進ではないと、想像いたします。
稀勢の里関の立ち会いよりも素早い座ったり立ったり、複雑な足拍子、角での脚組みしてのドンッ。凄かったです。オオッと思わず拍手してしまいそうでした。これが神がかりの有り様ですね。
三輪も歌占も、出演なさった能楽師の皆様の力強くも美しいお声に魅惑されて、至福の半日でした。ありがとうございました。
どうもありがとうございます。神懸かりの様に見えたのでしたら良かったです。暑い中をどうもありがとうございました。またどうかよろしくお願いいたします。
崇宝会の言野と申します。
まず１観客として、感想を述べさせて頂くことを
お許しくださいませ。
「歌占」の感動が鎮まらぬまま偶然このブログに
出会い、兼平のシテをされたばかりとのこと。
数年前入院中にNHKラジオ山内先生シテで、
ワキを謡ってらしたのを思い出しました。
正に宝生流の素晴らしさを実感。
さて歌占。舞台に出てこられた時、直面かと思い
これは親子の場面でも同じ印象でした。
違和感なく自然な演技。赤井啓三さんの笛も上品で地獄めぐりの詞章もノリ良くさらっと聞けました。
和磨さんの通小町に続くツレ、ますますのご成長が楽しみです。若手の活躍が頼もしいです。
素晴らしい舞台、皆様のおかげです。
ありがとうございました。
言野様 お世話になっております。この度はコメント誠にありがとうございます。直面に見えたとの事、私自身は全く意識しておりませんでしたが、それだけ自然に見えたという事でしたら望外の喜びです。今後ともどうかよろしくお願いいたします。