能楽を通じて結ばれた御縁
昨日の松本ワークショップはおかげさまで無事に終了いたしました。
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60人のお客様のうちの多くは、実は見知ったことがある方々でした。
松本澤風会会員さん、そのご家族、そして以前に稽古されていた方、またそのご家族など。
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それらの皆さんは、10年の時をかけて松本澤風会稽古を通じて御縁が出来た方々なのです。
ワークショップをしながら見知ったお顔、懐かしいお顔を見つけるたびに、感慨深い気持ちになりました。
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ワークショップの途中の休憩時間に、私はひとりの記者の方に声をかけられました。
なんとその記者さんは、8年前まだ稽古を始めて間もない頃に、松本澤風会新年会の記事を書いてくださった方でした。
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そして当時、その記事をタウン情報紙で読んだ1人の男性が新年会に来てくれました。
彼は私の京大時代の知人で、金春流太鼓を長く稽古している人でした。
そしてすぐに彼が太鼓の稽古場を開設することになり、松本澤風会と密に連携しながら、この8年間で松本の能楽の裾野を広げてきてくれたのです。
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記者さんは今度は太鼓の稽古場を取材してくださるとのこと、またその記事が元で御縁が繋がっていくと良いです。
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今回のワークショップでは、また新しい方とも何人もお知り合いになれました。
こうして松本で能楽を通じた御縁を広げていって、やがて能楽堂建設へ、さらにこの地が能楽の大きな拠点のひとつになることを目指していきたいと思います。
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昨日のワークショップに関わった皆様、そしていらしてくださった皆様まことにありがとうございました。
今後もどうかよろしくお願いいたします。