20周年記念松実会大会に出演して参りました

今日は大阪の山本能楽堂にて、石黒実都師主宰の「20周年記念松実会大会」に出演して参りました。

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20年前はまだ私は東京芸大の学生でした。

松実会の20年の遥かな道のりを想像いたします。

無数の出来事や、別れや出会いを経て、今日の晴れやかな舞台があるのでしょう。

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能「絵馬」も大変素晴らしい舞台でした。

その後ツレである男神と女神を勤めた2人が、朝から実に息の合った行動をしていました。

舞台上でも、難しい「神楽相舞」を良く揃えて舞っていたのです。

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終わった後の宴会で、2人は京都女子大宝生会の同期だったことがわかりました。

現役の4年間で喜怒哀楽を共にした2人が、少しの時を経て舞台の上でふたりの神様になり、同じ舞を舞うのです。

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入部当時の彼女達は、将来そんな出来事が起こるとは夢にも思わなかったでしょう。

しかし、大学を卒業してもコツコツと稽古を続けてくれたこと、そしてもちろん石黒実都師が20年間息長く「松実会」の稽古を愛情を持って続けてこられたことで、「同期の神楽相舞」という奇跡のような舞台が実現したのです。

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この上なくパワフルな石黒実都師は、この先も松実会をずっと盛り上げていかれることでしょう。

また次回以降も、今日の記念大会のようなドラマチックで素晴らしい舞台に出会えることを楽しみにしております。

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石黒先生、松実会の皆様、本日は誠にありがとうございました。

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