リアル「加茂」状態

今朝起きると、昨日の「約60人の初舞台」でパワーを使い過ぎたのか、若干身体が重い感じです。

3泊した宿をチェックアウトして、相変わらずのムシっとした京都の暑さの中を「ゲストハウス月と」に向かいました。

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今日は京都紫明荘組稽古だったのです。

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「ゲストハウス月と」に到着すると、中はエアコンがよく効いています。

そして亭主さんが出て来られて、「お盆過ぎてからの暑さは何故かとてもこたえますね…」

とややお疲れの様子でした。

昨日まで2日間にわたる大きなイベント「月と 寺子屋キャンプ」で、やはりパワーを相当使われたのだろうと想像しました。

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今夏は「月と」稽古ではまだエアコンを使わずにいたのですが、流石に今日は2階の稽古場のエアコンを入れて稽古いたしました。

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途中午後3時頃に、急に外が暗くなったかと思うと”ホロホロ…”と賀茂別雷神の足音がし始めました。

そしてあっという間に雨を起こして、”トドロトドロ!!”という、リアル「加茂」状態に。

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稲光が光った直後に”ドドオーン!”と大音響が鳴り渡りました。

どうやらすぐ近所に雷が落ちたようです。

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私は雷は平気なのですが、今日の雷は中々の迫力でした。

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夕方「月と」稽古を終えて京大宝生会に向かう時にも、まだ雨が残っていました。

あれだけ降っても気温は下がらず、むしろ湿度が上がって、熱帯の国を歩いているような息苦しい暑さです。。

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京大BOXに到着して、「さっきの豪雨は皆大丈夫だった?」

と聞くと、部長が「僕は甚大な被害を受けました…」

なんと、彼は濡れ鼠でBOXに辿り着いたらしく、シャツや靴下が干してあり、靴には丸めた紙が詰めてありました。

しかし元気に「箙」の仕舞を稽古していたので、風邪などの心配はなさそうでした。

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稽古途中で、中国に留学している筈の若手OBのK君が突然顔を見せてくれました。

2週間ほど京大での学習プログラムがあり京都に帰っていたようで、またすぐ中国に戻るということでした。

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彼は永平寺で修行中のOBのT君と同学年で、皆世界の中のそれぞれの場所で自分を磨いているのだなぁと、感慨深く思ったのでした。

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京大稽古も終えて外に出ると、ようやく雨は上がっていました。

「次に京都に来る時には、少しでも暑さがましになっていてほしいものだ…」

と思いながら、まだ蒸せるような湿気の中を、東京への帰路についたのでした。

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