ひらがなテキスト
昨日までの「強者4曲」の小謡本との格闘が一段落して、今日は一転してゆるゆると「ひらがな」と戯れておりました。
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今週から岡山の吉備津神社での「子供能楽教室」が開講します。
その時に使う小学生向けの謡のテキストを、「ひらがな」で作っていたのです。
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例えば「高砂」の千秋楽の謡を、節使いも含めて全部そのまま平仮名変換すると、
「せええんしうらくは たみをなで
まんざいらくには いのちをのおぶうう
あいおいのお まつうかぜ さああっさんの
こえぞお たのしむう さああっさんのお
こええぞ たのしいいむうう」
という感じになります。
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これでもテキストにはなるかもしれませんが、少しでもわかりやすくしたいと思いました。
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「せエエんしうらくは たみをなで
まんざいらくには いのちをのオぶウウ…」
というように、”生み字”といわれる母音はカタカナにしてみました。
更に、強吟は”ハネる”という、音を一瞬だけ高くする技巧が多用されるので、その”ハネる”部分を太字にしました。
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これでちょっと謡いやすくなったのではと思うのです。
「せエエんしうらくは たみをなで
まんざいらくには いのちをのオぶウウ
あいおいのオ まつウかぜ さアアさんのオ
こえぞオオ たのしむウ
さアアさんのオ こえエぞ たのしイイむウウ」
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…如何でしょうか?
この平仮名で謡ってみて、違和感や改良点があればどうか御指摘くだされば有り難く存じます。
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とりあえずこのテキストをもとに、岡山の子供達に、この夏休みに宝生流の謡を楽しく体験してもらえたらと思っております。