春の院展2019

今日は午後に時間があったので、日本橋三越で開催中の「春の院展」に行って参りました。

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第1会場に入って最初の絵を見た瞬間に、「ああ、いつもの”院展”の時の感覚だ…」と、何か懐かしい気持になりました。

半年ぶりに親しい人達の楽しい集まりに顔を出したような感覚です。

そして懐かしい顔触れの中に、初めて会う興味深い新顔さん達もちらほらと。

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頭を出来るだけ空白にして、無数の日本画の間を漂っていきます。

順番は無視して、人が誰もいないスペースの絵をボンヤリと見るのが私の好みです。

そうして過ごしていると、脳の普段使わない部分がほぐされていくような心地良さを感じます。

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沖縄の伝説のニライカナイ。

ガジュマルの木を見上げる子供達と、その背後に広がる海。

ジンベエザメ。

ワニ。

海が見える根府川駅。

地球照に照らされて海上に浮かぶ巨大な新月。

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…今回記憶に残った絵は、何故か”海”に関わるものばかりでした。

そういえば、沖縄の海ももう10年近く見ていません。行ってみたいものですが、さすがに中々時間が取れそうにありません。。

せめて「根府川駅」くらい、何かのついでに立ち寄ってみようかと思いながら、今回も夢から覚めたような心持ちで院展会場を後にしたのでした。

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春の院展は4月8日の月曜日まで日本橋三越7階で開催中です。

田町稽古場の森田和彦さんの作品も出展されていますので、皆様週末には是非お出かけくださいませ。

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