冬の奥州市へ
今日は水道橋での「五雲会」の後に、東北新幹線で岩手に移動しております。
明日は「岩手未来機構」さんの主催による小学生能楽教室があるのです。
.
場所は「水沢江刺駅」から近い山の中のお寺とのことです。
水沢江刺といえば、私には去年の初夏のことが思い出されます。
.
去年5月終わりの夜能「夜討曽我」シテの後に俄かに喉が枯れてしまい、暫くの間掠れ声が治りませんでした。
その時に松本の「クチーナにし村」さんから蜂蜜をいただいたのです。
.
蜂蜜は喉に良いということで、毎日スプーン一杯舐めながら喉を治しました。
その蜂蜜の産地が「水沢江刺駅」のある奥州市の近辺だったのです。
(詳しくは去年6月4日のブログに書いてあります)
.
今はおそらく雪に閉ざされている奥州市の森林や草原。
去年の春にそこから蜜蜂達が集めてきてくれた蜂蜜は、喉を癒やす効果を越えて「蜂蜜はこんなに豊穣な味がするのか」と、驚くほどの美味しさでした。
.
今回初めて降り立つ「水沢江刺」。
周りの森や山や、今は活動していない蜜蜂達に感謝しながら、明日の能楽教室を頑張りたいと思います。