新しい足袋
私が能「舎利」のシテを勤める「五雲会」の申合がいよいよ明日になりました。
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能のシテを勤める時には、当然一番質の良い綺麗な白足袋を履きます。
私の場合は新富町の「大野屋」で誂えた足袋をシテ用に使っておりますが、毎回新しい足袋をおろす訳ではなく、1回シテで使っただけの足袋は洗ってまた次のシテに使うこともあります。
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その後その足袋は、薪能やツレの時にだけ使うようになり、やがて稽古用になっていきます。
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今回の能「舎利」では、新しい大野屋の足袋をおろそうと思っております。
これにはある理由があります。
能「舎利」では、他の曲と比べて”足の裏”がはっきりと見える可能性が高いのです。
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どこのシーンで”足の裏”が見えるのかはネタバレなので明言しませんが、前シテの最後の方とだけ申し上げておきます。
皆さま是非五雲会にいらしていただき、そのシーンを確認していただければと思います。
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宝生流五雲会
12月15日(土)正午始 於宝生能楽堂
能「和布刈」シテ小倉伸二郎
能「巻絹」シテ小林晋也
能「舎利」シテ澤田宏司