宝生坂の桐の花
去年5月8日のブログで、中央本線から見える「桐の花」のことを書きました。
.
またその時に、「宝生坂」の途中にも桐の木があり、桜の散った少し後に花が咲くとも書きました。
それは正に今頃の時期です。
今日は五雲会で宝生能楽堂に行きましたが、到着するとすぐに能楽堂脇の宝生坂を覗いてみました。
すると案の定、桐の花が綺麗に咲いています!
.
.
先ずは全景。宝生坂右手の大きな木が桐の木です。
.
わかりづらいのですが、都立工芸高校をバックに紫の花が天を向いて咲いています。
.
.
振り返れば、東京ドームホテルをバックにした桐の花です。
.
.
前回のブログでは、桐は古来神聖な木とされており、格式のある紋章として使われていると書きました。
そしてまた今回調べてみると、いくつか面白いことがあったのです。
.
「榮」という文字は、普段の生活ではあまり馴染みの無い漢字です。
しかしこの文字は実は「花が木一杯に華やかに咲く」という状態を表し、転じて「花が一面に木を覆う桐の木」という意味があるそうなのです。
そう言われると桐の花は、木の上に「火」がたくさん燃えているように咲いています。
.
実は私の身近にこの「榮」という文字を冠する苗字の人がいるので、このことを知っているのかどうか今度聞いてみたいと思います。
.
また、英語ではこの桐の木を「プリンセスツリー」と呼ぶそうです。
調べるほどに、「桐」は何やら神聖な木のようです。
.
明日の雨を乗り越えてくれるか心配ですが、宝生坂の「桐の花」、今が見頃だと思います。
お近くにお越しの方は、是非ご覧くださいませ。