目印になるもの
今日は水道橋宝生能楽堂にて、3月2、3日の郁雲会澤風会で出る能4番の稽古をいたしました。
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私が面をかけて能のシテを舞う時には、色々な物や人を目印にして舞っております。
・舞台の4本の柱
・橋掛りの3本の松
・舞台上にいるワキ方、ツレ、地謡、囃子方、狂言方
・作り物
などなどです。
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しかし更に、その能舞台特有の目印も沢山存在します。
宝生能楽堂ならば、
・何ヶ所かある扉
・扉の上の非常灯
・客席の列の数
・写真室の窓
・欄干の本数
などは目印になってくれます。
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まだ面をかける経験が少ない方には、これら宝生能楽堂特有の目印を覚えることが非常に重要なことなのです。
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今日は何度か舞を止めて、その目印を説明させていただきました。
後は申合で最終的にそれらを確認すれば、舞台上の位置取りは心配無いと思います。
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皆さん順調に準備が進んで、いよいよ本番が視界に入って参りました。