京大宝生会謡納め
今日は京大BOXにて、京大宝生会の「謡納め」がありました。
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京大では合宿最終日にも合宿課題曲5曲での「謡納め」がありますが、毎年末にやる謡納めは一年間に稽古した全10曲と、最初に「鶴亀」を謡うので計11曲。
これを一切省略無しに朝から通して謡うのです。
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今年は授業の関係もあり、ちょっと遅めの12月29日の謡納めでした。
私は謡納めに向かうべく、何も考えずに午前中に東京駅に向かったのですが、あえなく帰省ラッシュ真っ只中に飛び込んでしまいました。。
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何と東京駅の新幹線改札からホームに上がって新幹線に乗るまでに1時間以上かかるという信じられない混雑ぶりで、ようやく京大BOXに着くと半分以上が終わっておりました。。
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しかし年の瀬開催の分、仕事納めの終わった若手OBなども多数参加して、非常に活気ある謡を聴くことが出来ました。
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先日の関西宝連に風邪で出られなかった一回生も元気に参加していて、今日最後の曲「紅葉狩」では、関西宝連で勤めるはずだったワキを力強く謡っていました。
めでたくリベンジを果たせた訳で、その為に彼にワキの役をあてがったのかと思って聞いたら、「いえ、クジ引きでたまたまワキを引いたのです」とのこと。
そんな偶然もあるのかと驚き、一層めでたいことだと思いました。
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11曲を謡納めて最後に千秋楽を謡うと、18時半でした。
開始が朝9時だったそうなので、彼らは9時間半謡い通しだった訳です。
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謡納めの後には鍋が恒例なのですが、これは昨年同様に前部長の完璧な差配により、大変美味しい「キムチ鍋」と、辛味が苦手な人向けの「あっさり鳥鍋」が手早く準備されました。
前部長は予め自宅で、同じレシピで半分量の鍋を作って味見をしたというこだわりぶりで(鍋の申合をしました、とのこと)、今年の京大の一年を大満腹大満足で締めくくれました。
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現役からは来年一年の舞台の相談などもあり、京大宝生会も既に新年に向けて動き出しているようです。
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京大宝生会の現役とOBOGの皆さん、今年も色々お疲れ様でした。
来年もまた頑張りましょう。