マラソンポスター
澤風会の稽古場があったり、また定期的に仕事で行ったりする街には、同じ日本国内とは言えそれぞれ全く違うカラーがあります。
今回、面白写真を集める中でマラソンのポスターにその特徴が良く出ていたので紹介させていただきます。
街は東京、松本、京都、青森です。
まずは東京。
やはりスタイリッシュで洗練された印象です。
カラフルで楽しそうですが、ハジけた面白要素はあまり無いですね。
多様な人が暮らす首都東京で、ポスターも最大公約数に受け入れられるものにしたのでしょう。
次に松本です。
全くもって真面目なポスターです。
目に見える派手さは求めずに、日々を正しく気持良く生きている街、松本らしいポスターだと思います。
次は京都。
伝統を重んじる古都ながら、時代時代の新しい風も軽やかに取り入れて来た街です。
森見登美彦の小説などに感じられる、独特の怪しいユルさがあるこの街は、私の第二の故郷なのです。
ポスターのような格好で走ると面白そうですが、それをするとしたら京大生くらいでしょう。
しかし最後の街、青森は…
…。仮装でアフロ…。
もはやマラソンにする必要があるのかも良くわかりません…。
しかし、ユーモアのセンスで言うと、青森は私が行く街の中で群を抜いています。
冬が厳しいだけに、明るく暖かい季節をとことん楽しもうというある種の気迫、気合すら感じられます。
青森の皆さん、これからも面白写真を期待しております。
能のワキで多い役が「諸国一見の僧」で、僧は行く先々で不思議な出来事に巻き込まれます。
私は不可思議な目にはあまり遭いませんが、諸国を巡りながら、出会った面白い出来事をこれからも御紹介させていただきます。
今日はこの辺で。