七葉会の在り方
一昨日の七葉会の宴会スピーチで、亀井雄二くんが「七葉会は上の2人(高橋憲正さんと私)が後輩の言うことに耳を傾けてくれるから、会がスムーズに出来る」ということを話してくれました。
しかしむしろ私の目線から見ると、私以外の七葉会メンバーがあまりにしっかりしているので、任せっきりで申し訳無いといつも感じています。
番組の取り纏めから印刷まで、また当日のめくりの作成は東川尚史くん。お弁当は内藤飛能くん。宴会は亀井雄二くん。当日の楽屋のお菓子や飲み物の調達を藪克徳くん。
また受付や切戸や細々とした仕事を東大宝生会、また慶應大宝生会の学生さん達。
これらは誰か偉い立場の人が決めた割り振りではなく、全員顔を付き合わせての話し合いの中で、自然に決まった役割分担なのです。
一方私の役割分担はと言うと、事務所のパソコンとコピー機を使って、各会の名前をA3用紙サイズにプリントアウトして、楽屋に貼る位のことしかしていないのです。
なので偉そうなこと等言える筈もなく、「みんなありがとう。何もしなくてすまん!」と思いながらせめて頑張って地謡を謡っているという次第なのです。
宝生流としての楽屋での先輩後輩の序列は厳然としてあります。
しかし「七葉会」という括りの中では序列云々ではなく、構成メンバーが対等に意見を言い合える関係でいたいと思いますし、これはひとつの大きな実験でもあると思います。
七葉会が今の在り方でずっと存続していけたら、将来この会は何処まで成長していけるのか。
とりあえず3年後の七葉会10周年に向けて、また来年も新しいチャレンジを続けていきたいと思っております。