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だし巻き、どて焼き

昨晩は芦屋稽古の後に、京都駅近くで遅い晩御飯を食べました。

そのお店は「だし巻き」が大変美味しいので昨日も頼んだのですが、食べながら思い返すと人生で初めて「だし巻き」というものを食べたのは、京大宝生会に入ってすぐの頃でした。

稽古の後に居酒屋に行くと、先輩達は慣れた口調で「とりあえず生と、だし巻きと、どて焼きお願い!」などと注文していきます。

暫くして「卵焼き」と「牛肉の煮込」のようなものが来て、それらが「だし巻き」と「どて焼き」という名前だと先輩に聞いた時はびっくりしました。私は幼稚園から予備校まで、東京育ちだったのです。

食べてみてまたその美味しさに驚きました。

「だし巻き」は小さな弁当箱くらいはありそうなビッグサイズが切らずに丸ごと皿に乗っており、箸で切ると熱々の出汁が出てきます。茶碗蒸しに近い上品な味がしました。

「どて焼き」も初めて食べる味噌風味の肉煮込で、練り辛子がとても良く合い、私は御飯も頼んで一緒に食べました。

今はもう無くなった「みそら」というお店でしたが、その時の味は今でも懐かしく思い出します。

時代は流れて、最近の京大稽古の後には、皆でアメリカンダイナーに行って「テキサスハンバーグプレート」というようなものを食べるようになりました。

「みそらのどて焼き」や「武蔵の炉端焼き定食」といった、私の現役の頃の晩御飯を思い出しながら、昨日はひとりしみじみと「だし巻き」や「ししゃも西京焼」などを肴に日本酒を傾けたのでした。

2件のコメント

    1. 東京都民様 コメントありがとうございます。関西特有の食べ物は色々美味しいものが多いです。また何か食べ物ネタで書かせていただきます。澤田

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