若手OBOGの稽古

今から6〜7年前に、関西に住む京大宝生会若手OBOGが集まって、澤風会稽古とは別の稽古を月に1回していました。

「能楽の会」という名前で京都市内の青少年活動センターを借りての稽古で、この稽古から澤風会5周年の能「夜討曽我」と半能「藤」や、沢山の舞囃子、仕舞、素謡が生まれたのでした。

その後、中心メンバーがドイツや英国や宮崎や福井、金沢、関東地方などに散らばってしまい、「能楽の会」を私が稽古することは久しく途絶えていました。

今日はその「能楽の会」名義の稽古が、久しぶりに伏見区青少年活動センターにて行われました。

以前のメンバー数人に加えて、この春卒業した新OBOG3人と、英国留学から帰国して大阪に居を構えたOBなど、20〜30代の総勢8人が集まりました。

謡は「自然居士」と「鉄輪」の二番を鸚鵡返し。あとは各人の仕舞をみっちり稽古しました。流石に皆、一を聞いて十を知る歴戦の勇士達なので、ハイレベルな稽古が出来ました。

この世代のOBOGがまた増えてくれて、しかも熱心に稽古してくれるのは、現役にとっても大変有り難いことです。

出来れば以前のように、月1回定期的に「能楽の会」稽古をしていきたいと思っています。

そしてまたこの「新生能楽の会」から、能や舞囃子が沢山出てくれることを願っています。

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