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今月の慶事

今日は久々の江古田稽古でした。

月初めの6月1日に稽古して以来なので、ほぼ1ヶ月ぶりになります。稽古場に到着すると…

私「おお、おかえりなさいませ!」Nさん「無事帰って参りました!」

実は澤風会江古田稽古場の会員であるNさん御夫妻は、その1ヶ月の間に「バチカン勧進能」を観能する約1週間のツアーに参加して来られたのです。

宝生和英家元による能「翁」と復曲能「復活のキリスト」、更に金剛流若宗家の金剛龍謹師による能「羽衣」を2日間にわたって観能して、観光も盛り沢山だったとのこと。

舞台がとにかく素晴らしかったそうで、Nさんの奥様は「出演の先生方ひとりひとりが極限まで集中して、気持ちの入った感動の舞台でした。終演後に起こった拍手が徐々に盛り上がって、ついに会場全体を包むスタンディングオベーションになり、それがまた感動的でした」と目を輝かせてお話されていました。

重要な公演の大成功、宝生流全体にとっても大変喜ばしいことだと思います。

そして実は、今月には更なるおめでたい出来事がありました。

さる6月5日に、宝生和英御宗家に第一子となるご長男「知永(ともはる)」さんがお生まれになったのです。

「一点だけを観るのではなく、色々な景色を観て育ってくれることを望みます」との家元のお言葉、御自身のことを仰っておられるようで、素敵なお言葉だと思いました。

私も及ばずながら、和英家元と知永さんのお側で精一杯お仕えして参りたいと思います。

宝生流にとっての慶事が重なった6月でした。

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  1. 一つ質問なのですが、前々から思っていたのですが、宗家と家元という言葉の使い分けなのですが、何か決まりはあるのでしょうか?6月30日のブログの中でも、和英家元、金剛若宗家、和英宗家とそれぞれ書いていらっしゃいました。どちらでもよいのか、それとも使い分けがあるのか教えて頂けたらと思います。

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