亀岡の花々  5月

先日の亀岡稽古では、また今の季節の花々をいくつか見ることができました。

これは「河骨(こうほね)」という今では珍しい植物です。

睡蓮の仲間で、池沼や緩やかな川に生える水生植物だそうです。

家紋に「河骨紋」の様々なバリエーションがあり、検索すると面白かったです。

能装束の唐織にも「百合こうほね模様」というのがあったと記憶しているので、今度模様を確認してみたいと思います。

因みに東京渋谷にかつて「河骨川」という川があり、童謡「春の小川」のモデルがこの川だったそうです。もっと田舎の川を歌っているイメージだったので、意外でした。

蛍袋(ほたるぶくろ)です。蛍と同じ時期に咲いて、この花の中に蛍が入ると明滅する度に花が朧気に光ります。

蛍袋と蛍が同時に見られる幸運に恵まれた方は、是非トライしてみてください。

また郭公の飛来と同時期に咲く花を「かっこう花」と呼ぶことがあり、これは土地によって違う花を指すのですが、「ほたるぶくろ」も郭公花のひとつらしいです。

ほたるぶくろのラテン語名は「カンパニュラ」と言い、何となく銀河鉄道の夜の「カムパネルラ」に似ていると思って調べたのですが、共通点は明確に見つかりませんでした。

野薊(のあざみ)です。

中島みゆきのデビュー曲が「アザミ嬢のララバイ」ですが、この歌詞では「あたしはいつも  夜咲くアザミ」とあります。

なのでアザミは夜咲くものなのかと思っていたのですが、普通に昼間咲いていました。。

今回はこの辺で。

また次の季節の花々もご紹介したいと思います。

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