能楽クラブができるかも
江古田稽古場は、澤風会稽古場の中でも子供の数が一番多かったのですが、その子供達がみんな立派に大きくなって来ました。
幼稚園から始めた子供達2人が、この春からもう高校生になったのです。
芸歴で言えば10年位になり、京大宝生会で言うと4回生位のレベルの仕舞を稽古しています。
そのうちの1人が先ほど稽古に来たのですが、入学した高校には日本文化に興味がある人が多くて、ひとりは「能を習いたい」と言っているそうなのです。
大阪や名古屋では高校にも宝生流のクラブがあるので、もしかすると東京のその高校でも宝生流のクラブが作れるかも、という話になりました。
まだどうなるか全くわかりませんが、色々な事が上手く進んで、何人か興味ある高校生が集まれば、新しい能楽クラブが発足する可能性は充分あります。
幼稚園で自発的に稽古を始めてくれたその子が、今度はまた自らが中心になって能楽クラブを作ってくれたら、これは本当にうれしいことです。
春らしい希望に満ちた話があって、気分良く稽古を終えたのでした。