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二枚の鏡板の話  その1

  ①江古田舞台鏡板②京都大学能楽部舞台鏡板(旧渡雲会舞台鏡板)

ここに二枚の鏡板があります。

よく見ると双子のようにそっくりなことに気がつくと思います。

①は当ホームページの最初に掲載されている、江古田舞台の鏡板です。

②は、現在は京都大学能楽部BOXにある鏡板で、日々学生の稽古を見守ってくれています。

この二枚の鏡板にまつわるお話を、何回かに分けて書きたいと思います。

・鏡板との出会い 

母親の師匠である渡辺三郎先生の御自宅には、立派な能舞台がありました。

練馬にあったこの渡雲会舞台は、1960年7月2日に完成したそうです。

私は小学二年生の時に母親の稽古のお供をして、初めて練馬の渡雲会舞台にお邪魔しました。

そしてそこで能と出会い、②の鏡板とも出会ったのです。

「これは素晴らしい松だ。」などと小学生が思う筈も無く、「何か松が描いてあるな」という程度の感想だったと思われます。

何度か母親のお供をするうちに興味が湧いたのか、私はこの鏡板の前で稽古を初める事になりました。

中学に入ると一度稽古は中断してしまい、この鏡板ともしばしお別れとなります。(続く)

2件のコメント

  1. 私は 札幌に住んでいる 宝生流のファンです。
    お稽古もしております。 和久荘太郎先生を 始め先生方の ブログを 見せて頂くのが
    楽しみにしてます お稽古の様子 参考にさせて頂いております
    江古田は子供が大学に行っていた時 近くに住んで居て 懐かしく思います
    五雲会も拝見に行きますが 毎回とは 行けません
    参考になる 映像が大変助かります 楽しいブログ 楽しみにしております

    1. 川上様 コメントどうもありがとうございます。皆様のコメントが何より励みになります。お稽古もされているとのこと、また何処かでお会い出来ると嬉しく思います。
      今後ともどうかよろしくお願いいたします。
      澤田

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